「心に刺さる・耳の痛い話Ⅳ・・」(868号)

あの3月11日から、10年。記憶は、時とともに薄れていきます。多くの命を奪っ

た大震災さえも、遠い過去になりつつあります。この10年で、東北復興は果たせ

たでしょうか。今、災害への備えは万全でしょうか。この先、よりよい社会のた

めに必要なことは何なのか。もう一度、 これまでの10年を思い起こして、これ

からの10年を考える1日にしたいと思います。

(↑昨日の給料日に皆で美味しくいただいたケーキ)

さて書籍「本気の説教・心に刺さる耳の痛い話」からつの話のご紹介です・・

『地道な作業に邁進し、「試され仕事」を抜け出そう』というお話です。

「上司が仕事を任せてくれない」。若くて意欲のある人ほど、そう思うことは多

いではないでしょうか。そして、上司も多くの場合、本音では任せたいと思って

います。では、なぜいつまで経っても任されないのか。仕事には3つの段階があ

ります。(試され仕事⇒任され仕事⇒託され仕事)

1つ目は「試され仕事」。どれだけの量の仕事を、どの程度の質でこなせるか。

ストレス耐性や根性はあるか。そんな視点で試される仕事です。業務内容は、

書類発送などの単純作業や電話でのアポ取りといった「定型ワーク」で、結果が

見えやすいものです。ここで黙々と取り組み、スピードと品質をアピールできれ

ば第1段階はクリアです。晴れて「任され仕事」への昇格です。与えられた課題

について、ノルマは設定されているものの「やり方はあなたに任せる」と言われ

る段階です。最後は「託され仕事」。会社から頼られる状態で、仕事の醍醐味は

ここにあります。1つのプロジェクトの責任者に任命される、などがこれに当た

ります。「任せてくれない」と不満を持つ人は、最初の「試され仕事」をクリア

できていないのです。つい、単純作業を「つまらない」と思って、雑に処理して

いませんか。そんな状態では、上司だって任せたくても任せられません。「この

人に任せたら、必ずミスをするだろう」と考えるからです。ここを脱しないと、

あなたの仕事はいつまで経っても「つまらない」ままです。だからまず、今の

自分が「試され段階」にあると認識しましょう。試されていると意識すること

で初めて、仕事の内容にこだわるより、上司にアピールするための創意工夫を、

と考えるようになります。――次号に続く・・

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