「アナログとデジタル・脳にはアナログ・・」(913号)・・真空技術のAZA

「ググる」とは、俗に、検索エンジンのGoogleで検索することです。2001年頃に登場し始めた表現とされ、のちに代表的な英語辞書のひとつであるウェブスター英語辞典にも収録され話題となりました。何でもかんでもスマートホンで検索することが現在人つねになっています。便利な半面様々な弊害もでてきています。デジタル社会が進んで痛感することに、漢字の度忘れがありますね。ペンを持ったとき、覚えていたはずの漢字がでてこない・・・。あまりの情けなさ、恥ずかしさに笑うしかなかったりします。(/ω\)  パソコンやスマートホンでは、記憶が不確かなうろ覚えの言葉でさえ、入力すれば漢字に変換してくれます。とても便利なのですが・・漢字の蓄積量低下は甚だしいです。記録と記憶に関して今春、東京大学の研究チームが興味深い実験データを発表しました。情報を記録する際、タブレット端末などの電子機器をつかうよりも、紙の手帳に書き込んだ方が、「速やか」かつ「深く記憶に刻まれる」という分析です。18~29歳の48人が「手帳」、「タブレット端末」、「スマホ」の3グループに分かれ、それぞれのやり方でメモした情報を1時間後に思い出してもらいました。結果は3グループとも正答率に差はありませんでしたが、テスト中の脳の状態を観察すると違いがでました。紙の手帳を使ったグループは二つの電子機器と比べ、より短時間で記憶が定着し、脳の活動も活発化していました。教育やビジネスをはじめ、電子機器が多用される現代社会。研究チームは「記憶力や創造性につながる紙媒体」の価値に着目し、目的に応じて使いわけるべきだと指摘しています。デジタル一辺倒にならず、いいあんばいができるのも人間ですね。私の場合手帳はA5サイズの1日1ページものです。気がついたことや新聞の切り抜きも余白に貼ることが出来ます。アナログとデジタルのいいとこ取りが一番です。

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