今日は私自身を戒める為のお話をさせてください。今学んでいる書籍「一倉定(イチクラサダム)の社長学」伝説の経営コンサルタントの経営哲学の書籍です。厳格な一倉先生のそれはそれは厳しい哲学書です。毎朝4時半起き、時には4時に出勤して学んでいます。今日は書籍の「まえがき」を紹介します。
「社長専門コンサルタント」を生涯貫いた一倉定「世の中に、良い会社とか悪い会社なんてない。あるのは、良い社長か悪い社長だけである。会社は社長次第でどうにでもなるんだ」と断言した。 この一言こそ、“社長の教祖”の異名を持つ一倉定の信念だった。「事業経営とは何であるか?」を探求し続け、社長に「正しい姿勢」「正しい経営のあり方」を説くことだけに専念した。そして、1999年3月に亡くなる直前、病床においてさえも鬼気迫る形相で社長を叱り飛ばしていた。最期は教え子であるT社長の運営する施設に入られたのだが、社長の計らいで富士山を望める特別室が用意された。しかし、部屋に入るや否や「社長を呼んで来い!」と一喝。「君は富士山が綺麗に見えると言ったが、いったいどこに見えるんだ!」確かに窓からは雄大な富士山が正面に見えてはいるが、ベッドに横になると壁と青い空しか視界に入ってこないのである。「君はこのベッドに寝たことがないだろう」「一晩も泊まったことはないはずだ」あれほど、「お客様の立場になって」「お客様第一主義」と教え、経営計画書に書いてあっても、「君はまだ全然わかっていない」と大目玉である。会社の繁盛も長い事業の継続も「全てはお客様がお買い求めになられ、満足し、また購入していただけることでしか実現できない」。「この当たり前すぎるほど当たり前のことが、なぜわからないんだ」と常に社長に「喝」を入れ続けていた。実際、多くの社長は商売上手であり、今現在、お客様のニーズを満たす商品・サービスを開発できているし、リーダーシップもある。しかし、経営が順調になればなるほど自信に溢れ、やがて慢心し傲慢になり、自分都合が中心となりお客様を忘れた社長がそこにはいる。社員、現場からの意見は耳に入らなくなり、さらに「お客様は日々変化し、目が肥え、新しいサービスを体験し、歳もとっていく」現実を、社長白身が自分の足と耳と目で実感しない限り、次代を担う商品もサービスも生み出せるものではない。「社長の居場所は常に市場、お客様のところになければならない」とした一倉社長学の原則は、時代を超え不変の哲理なのである・・。以前からお話していますが、企業の成長は社長の成長なくしてありえない。中小企業はなおさらです。また社長の仕事の3割は、勉強であると言われます。イノベーション・マネジメント・デジタルトランスフォーメーションなどトレンドを学ぶことも重要になってきますが、基本である洞察力・思考力・分析力・統合力・戦略立案力・意思決定力を磨くとも必要です。私自身コロナで積極的な動きを様々自粛してきましたが、7月に中小企業基盤整備機構が運営する、中小企業大学校に入校致します。
「高度実践型・経営力強化コース」を半年間受講致し沢山の学びを得て、経営者として成長していく決意と覚悟です。
☆アザエンジニアリング・最近の実績☆☆AtoZtoA