「SDGsコミットメントシート」(1014号)・・ライフワークバランスのAZA

先週SDGsの社内プロジェクトの立ち上げを行いました。メンバーは弊社の最優秀の技術者を揃え4名でスタートしています。今後はアンケート・グループディスカッション等で皆さんを巻き込み、知恵をかりながら弊社としてのSDGsの具体的な取組方法を決めていきます。当面の目標は「SDGs達成に向けたコミットメントシート」の作成と「さがみはらSDGsパートナー」・「かながわSDGsパートナー」認定の取得になります。先に述べたコミットメントシートでは3つの分野(経済・社会・環境)AZAとして「①ありたい姿」を書き出し、それに対して「②SDGsの具体的な取組」⇒「③対応するSDGsのゴール」⇒「④取組に対する2030年の目標」⇒「⑤2021年度の行動・目標」⇒「⑥目標に対する進捗測定方法」などを決めて具体的に取り組みます。具体的に取り組んでいく方向性の話になりますが、例えば、「ダイバーシティー(diversity)」。ダイバーシティーとはビジネスシーンにおいては「多様な人材を活かす戦略」を指します。「性別」「国籍」「年齢」「障害の有無」など、多様な属性や個人の価値観・発想を取り入れることで、生産性の向上や企業の成長、個人の幸せを同時に目指す考え方です。ですのでダイバーシティー経営はそのままSDGsの取組になります。これを物作りに落とし込むことが例えば「ユニバーサル・デザイン」になります。このユニバーサル・デザインは障害の有無や、年齢、性別、人種などにかかわらず、最大限・可能な限り、より多くの人々が利用しやすい製品やサービス、環境をデザインする考え方のことです。弊社でも実績が沢山あります。男性が作業現場で力ずくでメンテナンスしていた機械を女性が簡単に、安全に力を使うことなくメンテナンス出来る治具を開発するなどもそれに当たります。弊社は設計事務所ですので、このユニバーサル・デザインを設計業務に取り入れた「ユニバーサル・デザイン設計」に取り組み、お客様に提案していくことがSDGsの取り組みになります。また環境配慮型設計(グリーン調達基準対応)に取り組むこと等になります。『SDGsの認定を受けた機械設計事務所がSDGsを組み込み、兼ね合わせた技術サービスを提供する』ことがENG事業部の有りたい姿です。またそれに付随したデザイングループでの取り組みが、例えば工場などに就労する外国人や障害者向けに、言葉や文字では伝わりにくいマニュアルをイラストやマンガを採用し、よりわかりやすいマニュアルを作成していくことも出来ます。今まで漠然としていたSDGsへの参画をより具体的に進めていきます。

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