私達の日常業務で、お客様や社内のメンバーまた取引先などに必ず行なうことってなんでしょう?色々ありますが一番多いことは「説明する」ことではないでしょうか?この説明能力によっては、プレゼン、DRなどがスムーズに進んだり、上司やメンバーに行う「報連相」が円滑に出来たり、コミュニケーション能力の筆頭が「説明」になるのではないでしょうか。今日は書籍「説明の一流、二流、三流」からテクニカルな話をさせてください。この著者の桐生氏はまえがきでこんなことを言っています。「以前の私の説明は小学生並みでした以前の私は、上司から「なんで?」と聞かれたら「なんとなく……」と答え、「商談どうだったの?」と聞かれたら「まあまあでした……」と答えて怒られていました。会議では自分の考えをうまく言葉にすることができず、「何か言いたいの?」とさえぎられていました。商品説明が下手すぎて、商談開始5分で「検討します」と言われたこともあります。そんなダメダメだった私は、左遷も経験しました。しかし私の周りには営業成績全国トップの上司や同僚の真似をしていたら」全国1位を獲得。350人のメンバーのマネージメントを行うまでに。いまでは「伝わる話し方」を専門にしたビジネススクールを全国展開するまでになりました。今日は「話の整理方法」について『三流は、思いついたまま話し、二流は、モレなく、ダブりなく話し、一流は、大胆に削り、真芯にフォーカスして話す』をご紹介致します。モレやダブりがない状態で説明することは大事です。しかし、「モレなく、ダブりなく整理できていること」と、「モレなく、ダブりなく説明すること」は、まったく違います。例えば、レストランで「オススメのワインは?」と聞いたときに、店員さんが棚にあるワインを隅から隅まで全部紹介しようとしたら……。「そこまで求めてないんだけど」と思うはずです。「そんな人たちはいないだろう」と思われるかもしれません。しかし、仕事になると、一から10まですべてを説明しようとする人がかなりいます。本当に大事なこと。それは、モレなく、ダブりなく整理したあとに、「大胆に削る」です。例えば、来期の事業計画を説明する場合。「来期の事業部の予算は○○円です」それは資料を見ればわかります。一番聞きたいのは「どうやってそれを実現するか」です。「来期の事業計画についてです。今日は実現方法にポイントを絞ってお伝えします」と、一番大事な部分にフォーカスすること。本当に伝えたいことに光を当てる。モレなく、ダブりなく整理できているのは当然。その上で、真芯にフォーカスする。これが一流の説明です。大胆に削れないときは、事前にこの問いを使ってみてください。「もし、説明時間が10秒しかなかったとしたら……」あえて1行で説明するとしたら……」何を伝えるか?その答えが真芯です「これだけは意地でも伝える」という強烈なワンメッセージを持って大胆に削るからこそ、聞き手に届き、記憶として残るのです。「モレなく、ダブリなく、整理する。そして大胆に削る」ぜひ、削る勇気を育ててみませんか?
エンジニアリング事業部・最近の実績☆☆AtoZtoA