「心を癒やし、人生を変える力」(1078号)・・半導体製造装置設計のAZA

コロナ禍の在宅時間を使い、新しいことに挑戦する人が増えているといわれています。私もウォーキングや散歩、掃除、洗濯、植物の手入れなどに挑戦しています。周りにも料理や新しい趣味に挑戦している方が沢山います。今日は読書をテーマにしたブログの日です。読書についての記事をご紹介致します。『友人が大学時代に研究した『更級日記』を読み直していると教えてくれました。更級日記には「実はパンデミックのことが晝かれている」のです。作者は菅原孝標女(すがわらのたかすえのむすめ)。約千年前の平安中期に書かれた日本の女流日記文学の代表作のひとつです。孝標女が数え14歳の頃、大流行した伝染病で乳母や同世代の知人を相次いで失いました。ショックでふさぎ込んだ作者が立ち直るきっかけになったのは、叔母からもらった源氏物語五十余卷でした。孝標女は物語を朝から晩まで読みふける喜びを「后の位も何にかはせむ」(后の位も何にもならない)と記しています。元気になった孝標女は千年も読み継がれる文学作品を残したのです。良書には心を癒やし、人生を変える力があるのです。神戸市は3月下旬、子どもたちに震災の教訓を踏まえ命の大切さを学んでもらおうと文化施設「こども本の森 神戸」を開館します。日本を代表する建築家・安藤忠雄氏が設計し、同市に寄贈したものです。安藤氏は未来を担う子どもたちに「出来るだけ多くの本と出会い、豊かな感性を育んでもらいたい」と言葉を寄せています。昨年の夏に、同施設に並べる児童書を募集したところ、市民らから2万冊以上が提供されたのです。「感染拡大で思うに任せない生活を強いられてきた子どもたちを励ましたい。」心ある大人がエールを送る気持ちは、今も昔も変わらないのです。子どもたちだけでなく、コロナ禍の過ごし方として「心を癒やし、人生を変える力」になる「読書」にも挑戦しましょう。

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