「良質な睡眠で価値創造の日々を」(1087号)・・機械設計・製作のAZA

3月11日の今日から「春の睡眠健康週間」が始まります。“一番大事に考えているのは、寝ることです”――米メジャーリーグで活躍する大谷翔平選手は、自身の心身の調整法について、こう語っています。マイクロソフト創業者のビル・ゲイツ氏は、クリエーティブな力を発揮するには7時間以上の睡眠が大切と語っています。グーグルやナイキの本社には職場に昼寝のための部屋さえあるといいます。睡眠を重視するのは、それが従業員の創造性と生産性を高め、結果的に収益の向上にも成功しているからですが、経済効果以前に睡眠は「健康の基」であることを再確認したいです。11日から「春の睡眠健康週間」が始まる(25日まで)。これは、2011年に「睡眠健康推進機構」と「日本睡眠学会」が共同し制定したものです。毎年春と秋に実施されています。日本で1日7時間以下の睡眠時間の人は約60%(厚生労働省の令和2年度健康実態調査)。日本人は睡眠時間が世界一短いといわれています。コロナ禍における日常生活の変化で睡眠障害を訴える人も多いのです。今年度の東京医療保健大学の「睡眠に関する調査」によると、37・8%の人が「睡眠の悩みが増加した」と回答。在宅勤務が増えた人では、70・2%の人が睡眠の悩みが増えているといいます。睡眠不足は免疫力を低下させます。交通事故など重大な事故にも直結しかねないのです。では、良い睡眠をとるにはどうすればよいか・・。一般的には、午前0時前の就寝が大切といわれます。午前中に太陽光を浴びることで体内時計が整う。就寝前のぬるめの温度の入浴は副交感神経が優位になり、良質な睡眠に効果的です。寝る直前までスマホやテレビを見続けると、睡眠に導くメラトニンの分泌が抑えられてしまいます。また、休日の寝だめは体内リズムを乱し、かえって不調を来してしまう場合もあります。仕事以外でもやりたいこと、見たいこと、知りたいこと沢山ありますが、日々の生活の中で『睡眠をとること』は根幹の条件です。良い睡眠を目指していくためにも、聡明に工夫していきたいですね。

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