4月から高校で金融教育が本格的にスタートするそうです。日本人はお金の使い方に関して学ぶことが有りません。投資に関しても全くの無知です。そこで生きていく上で必要なお金や経済に関する知識、判断力を身に付けるために生活設計や家計管理、資産形成、金融トラブルなどについて授業で学びます。実際に将来に役立つ実践的な学びなのではないでしょうか。賛否両論ありますが私は賛成派です。20~50歳代の男女を対象にした金融教育に関する調査(松井証券株式会社調べ)によると、「お金に関する知識に自信がない」は81.2%、「子どもに教えられる自信がない」が78.0%。また、「自分たちの世代でも金融教育を行ってほしかった」は77.1%、「金融知識を身に付けたい」が78.3%でした。お金に関する知識を高めることは重要であり、トラブルの回避にもつながります。人気小説家の垣谷美雨さんが「この本は死ぬまで本棚の片隅に置いておき、自分を見失うたびに再び手に取る。そういった価値のある本です」と絶賛の書籍『三千円の使いかた』(原田ひ香著)祖母、母、娘たち三世代の女性が人生の節目とピンチを乗り越えるために、「お金をどうためて」、「どう使うのか」が描かれています。冒頭の「人は三千円の使い方で人生が決まるよ―(中略)三千円くらいの少額のお金で「買うもの」、「選ぶもの」、「三千円ですること」が結局、人生を形作っていく―」が強く印象に残ります。改めてお金の使い方や価値観を考えるきっかけになります。同書の解説を担当した作家の垣谷美雨氏は「お金の使い方には、その人の生き方がギユツと詰まっています」と。自分なら三千円をどう使おうか考えてみてください。
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