「梅雨時の体調管理に注意 」(1151号)・・真空装置設計のAZA

今年も、梅雨の時期を迎え、今のところ雨の日が多い梅雨らしい日が続いています。梅雨時は天候の変化に起因して、倦怠感や頭痛など、さまざまな体調不良を起こしやすいといわれています。健康な日々を過ごすため、代表的な原因と対策を確認し合いましょう。
1⃣原因の一つ目は「気圧」:この時期は気圧が下がります。耳の奥にある内耳は“気圧のセンサー”で、そこで感じた気圧の変化が脳に伝わり自律神経を変化させ、身体を活動的にする交感神経と、休息時に働く副交感神経のバランスが崩れるのです。よって、痛みの神経を刺激したり、血管や筋肉が過剰に収縮、痙攣したりして、周囲の神経を興奮させて痛みが生じることがあります。
2⃣二つ目は「湿度」:水分は身体に適切な量を超えると、さまざまな悪影響を及ぼします。これを東洋医学では「湿邪」と言い、梅雨の時期に身体のだるさやむくみ、食欲不振、下痢、胸の苦しさなどの症状を引き起こす要因となります。
3⃣三つ目は「ホルモン」:日光を浴びることで増えるホルモンとして有名なセロトニンには、「気分をスッキリさせる」「自律神経を調節する」「痛みをコントロールする」などの作用があります。梅雨の時期は日光の量がどうしても減るため、「気分が優れない」と感じることが増えてしまいます。
これらの原因を踏まえた日々の対策として、①運動②日光浴③食生活④規則正しい生活に留意することを心掛けてください。適度な運動やストレッチは、自律神経を整えます。セロトニンは日光を浴びるだけでなく運動によっても増やせるため、天気の良い日には短時間でも、散歩などで運動と日光浴を同時にしたいものです。また、発汗により体内の余計な水分を排出できるメリットもあります。甘いもの、塩辛いもの、アルコール類を取りすぎると身体は水分を欲します。それが過剰な水分摂取につながり、むくみやすくなるので控え目にしましょう。そして、規則正しい生活リズムをつくり、自律神経を整えることが、最も基本的で大切な心得といえます。熱中症や食中毒、雨の影響など、多様な危険が潜む梅雨ですが注意を払いながら、元気な日々を過ごしたいですね。

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