「アサーティブ・コミュニケーション」(1172号)・・技術の相談役・AZA

今日は、お互いを尊重しながら意見を交わす「アサーティブ・コミュニケーション」についてお話をさせてください。アサーティブ(assertive)とは、「自己主張すること」という意味です。 ただし、ここでいう自己主張とは、自分の主張を一方的に述べることではなく、相手を尊重しながら適切な方法で自己表現を行うことを指します。 つまりアサーティブ・コミュニケーションとは、お互いを尊重しながら意見を交わすコミュニケーションのことです・・。あなたは身近な家族に対し「ありがとう」「助かっているよ」と、感謝やねぎらいの言葉を伝えられていますか。照れくさいので黙っていたり、欠点ばかりが気になって、ほめるよりも文句や批判ばかりになったりしていないでしょうか。忙しいのを理由にLINEなどのSNSで用件を伝えることが続いてしまうと、心の通った関係を築くことが難しくなってきます。ほめ言葉は、お互いの関係をよりよいものにする潤滑油です。ゆっくり話す時間が取れないのであればなおさら、時間を決めて相手に対するほめ言葉や感謝の気持ちを難しいかも知れませんが「言葉にして」伝える努力をしてみましよう。
アサーティブな伝え方を意識してほめるときは、二つの大切なポイントがあります。
①「具体的に伝えること。」「いいね」「すごいね」(若い人だと「やばいですね」などとも)と言っでも、相手は何がどういいのか、あなたがどう考えているかが分かりません。自分がいいな、素敵だなと感じるのであれば、具体的な方がいいです。例えば「あなたの八キ八キと元気よくしやべるところが、私はとてもいいと思うよ」と言ったら相手の心に真っすぐに伝わっていくはずです。
②「ほめ言葉は対等に伝えること。」「さすが○○さん、私には絶対できませんよ」などと自分を低めた表現は、お世辞に聞こえてしまい、相手は「そんなことないですよ、○○さんこそよくやっているじゃないですか」と、逆に相手を慰めなくてはならなくなります。「若いのにしっかりしている」「男なのに/女なのに君は……」などのステレオタイプや他との比較でほめるのは、こちらはよかれと思ってもネガティブに受け取られがちなので
注意が必要です。アサーティブにほめるには、まずは相手と同じ目線になって伝え、相手を見下したり自分を卑下したりすることなく、相手に「自分の言葉のプレゼント」をあげるつもりで伝えてみてください。きっと相手は「うれしい」と受け取ってくれるに違いありません・・。毎日更新してきた「社長ブログ」ですが今後は月・水・金曜日の更新とさせてください。内容も充実させてまいります。(^o^)

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