「ドムドムハンバーの逆襲」(1207号)・・ワーク・ライフバランスのAZA

朝の貴重な時間に、社長として何をするか?私は自己成長の時間にしています。以前学んだ「7つの習慣」のうちの第3の習慣では、「忙しい日々で真に優先すべきことは何かを考え、実行に移す」緊急事項ではなく重要事項に基づいて自己マネジメントをしています。それは「社長の成長なくして会社の成長無し」の信念によるものです。この学びの時間は朝6時半からの1時間と決めています。1年で100冊以上の本を読むことを8年間やってきました。最近は「オンラインセミナー」という便利な学びのサイトが多数あるのでそちらを利用しています。主には成功している会社の経営手法を学んでいます。先週視聴した「ドムドムの逆襲」に感銘をうけたので別のインタビュー記事からご紹介したいと思います。ドムドムは1970年に東京町田で発祥しています。単独で店舗をかまえるのではなくスーパーに出店する業態です。ドムドムバーガーの藤崎社長は1966年生まれ。青山学院女子短期大学卒業後、すぐに結婚・出産し、政治家の妻となる。ご主人が体調を崩し、仕事をせざるを得なくなったんです。39歳で働き始めた場所が、渋谷の109だったというのが、皆さんが面白がってくださるところです・・(笑)。私は何をしても夢中になる性格で、主婦の時も家族のことに夢中でした。渋谷109はとても楽しかったのですが 会社の事情で辞めなくてはいけなくなったのです。39歳まで主婦だったので、得意なことはお料理しかありませんでした。なんのスキルもなく、社会人としての一般常識もない。一般企業に勤めても、家族の生活を支えるサラリーはいただけないと思っていたし、起業しか考えられなかったのです。起業することに夢があったわけではなく、それしか選択肢がなかったということです。若いときからスポーツの現場を見ていたのは良かったと思います。スポーツは努力しないと結果が出ませんよね。兄たちが一生懸命やっているのを見ていましたし、夢中になって練習しないと結果がついてこないことは知っていました。そういう素養はあったと思います。私の場合は一歩一歩です。知らない世界に飛び込んだので、その頂点が何かも分からないし、目指すところを作れない。一つ一つ階段を上っていくしかありませんでした。私はこのキャリアになりたいとか、目指すところを一度も考えたことがありません。ただ、目の前にあることをその環境のなかで一生懸命にやっていたらチャンスが巡ってきたということです。居酒屋が順調でお客さんがいっぱいになったので、二店舗目を作って軌道に乗ったころでした。ドムドムフードサービスの親会社の役員から「商品開発をしてみないか」と声をかけられました。当初は顧問契約だったのですが、その後、正式に社員として働くことになりました。アパレルと飲食はほぼ同じ仕事だと感じました。お客様がいて、扱うものは生ものです。アパレルも鮮度が大事です。居酒屋もまさしく鮮度が大事で、接客もきちんとしなければいけない。ファーストフードチェーン店の経営は店舗数が多く、運営方法が少し違うと思います。けれど仕事というのは、実は垣根がなく、お客様がどう思うのか、スタッフがどう思うのか、この2つだと思います。会社の成功、成長を第一の目標にするのではなく、消費者・スタッフの両方に満足してもらうことを企業の目標にすべだと思っています。消費者とスタッフが満足すること・ものを提供するという事が企業の目標なのです。この仕事を始めて9カ月後に社長になったので、ハンバーガーのことも、消費者のことも良く知りませんでした。就任後、一年半ほどドムドムはどういうハンバーガーで、消費者の皆さんにどう思われているのかを探りました。私どもの店舗は規模が小さく、町場のスーパーに多く出店しています。限られたお客様に愛されるのは素晴らしいことですが、その方々だけの反応では新しいものを作れません。そこで、いろいろなコラボをし、さまざまなイベントに出店するなどして反応を見てみました。そこで分かったことは、ドムドムハンバーガーは愛されているし、応援してくださる方がたくさんいるということです。「絶滅危惧種」と言われているのに、こんなにドムドムを愛してくれている人がいるのは幸せなことだと感じたのです・・。

エンジニアリング事業部・最近の実績☆☆AtoZtoA