「コロナ感染症が身近に広がっています・・?」(1228号)・・健康経営優良法人のAZA

コロナ感染症が身近に広がっています。今までに感染された方の話を聞くと、千差万別です。無症状に近い軽症者や、高熱と虚脱感に苦しむ症状の人など・・全く他人事では有りません。コロナの感染源となる飛沫が会話などでどう飛ぶかを示す推定映像が昨年公開されています。参考にしている方や、対策に役立てている人も多いのではないでしょうか。これは国費を投じて開発されたスーパーコンピューター「富岳」で作成されたものです。

飛沫の飛散経路は、空気の流れや湿度、温度などさまざまな影響を受けるため、推定には膨大な計算を要すると言われています。世界1位に輝き続けるスーパーコンピューターの性能は、それを短時間で行えるようにしました。コロナ禍が始まって間もない2 0 2 0年春から1年半で示した多様な推計は、富岳の前身のスーパーコンピューター「京」を使った場合、10年はかかったと言われます。京はさかのぼること2009年、民主党政権での「事業仕分け」で、開発計画の凍結を意味する「見送りに限りなく近い縮減」と判定されたのです。のちに流行語大賞にもなった「2位じゃダメなんですか」と仕分け人の参院議員が叫ぶ中、わずか1時間余りの会議で結論付けられてしまいました。幸いにも世論の反発を受け、凍結は後に撤回されましたが、雰囲気に流された安易な判断のままだったら、京や富岳、そして今回の推定映像が登場することはなかっただろうと思われます。今年もコロナ感染拡大の中で迎える年末年始です。従来のような厳しい行動制限はなさそうですが、だからこそ飛沫飛散の″見える化″という富岳の成果も生かし、マスクなどを賢明に使いながら感染予防に努めていきましょう。絶対無感染で楽しいクリスマスと年末年始を過ごしましょう!

エンジニアリング事業部・最近の実績☆☆AtoZtoA