新年明けましておめでとう御座います。うさぎ年は株式相場では、うさぎは跳ねる特徴があるため、景気が好転または回復すると言われております。そのため、2023年は株式市場にとっては縁起のいい年として知られているようです。また うさぎは穏やかで温厚な性質であることから、「家内安全」な意味を示します。 また、その跳び姿から「飛躍」、「向上」を象徴するから親しまれてきました。新しいことに挑戦するのに最適な年と言われています。皆さんは年頭にどのような目標や抱負、決意などされましたでしょうか。さて年頭にあたり今年の取組について抱負をと決意をのべさせて頂きます。最近注目されている「well-being(ウェルビーイング)」「ウェルビーイング」とは、直訳すると「幸福」「健康」という意味があります。つまり幸福で肉体的、精神的、社会的すべてにおいて満たされた状態をいいます。弊社で取組んでいる「健康経営」「ワーク・ライフバランス」「テレワーク」「週休3日制」「ワクワク制度」などを導入していますがこれらは「ウェルビーイング」の取組になります。そもそもなぜウェルビーイングが必要なのでしょうか。もっとも大きな理由としてあげられるのが「リモートワークの増加」です。コロナ禍において各企業がリモートワークを導入しました。たしかにリモートワークには、在宅時間が増えた分「プライベートが充実しやすい」「満員電車のストレスがない」など多くのメリットがあります。しかしその一方で、「組織に一体感がなくなる」「社員のエンゲージメントが低下する」といったデメリットもあります。これらのデメリットを解消するためにも、個々の健康や多様性を重視しながら、組織としての絆を構築できる「ウェルビーイング経営」が重要になってきます。
「ウェルビーイングを構成する5つの要素」についてお伝えします。
1つ目は「キャリア」における幸福です。これは仕事だけでなく子育てや家事、趣味など1日の中で多くの時間を費やしているものを指します。
2つ目は「ソーシャル」。これは人間関係における幸福です。どれだけ愛情や信頼をもって人間関係を構築できるかが重要となります。
3つ目は「ファイナンシャル」、つまり経済的な幸せです。収入を得られる手段をもっているか、資産をしっかりと管理・運用できるかが重要となります。
4つ目は「フィジカル」における幸福です。日常生活において身体的・精神的にポジティブな感情で動けているかどうかで判断します。
5つ目は「コミュニティ」における幸福です。自分が住んでいる地域のコミュニティはもちろん、ソーシャルウェルビーイングにおける身近な関係性、企業でのコミュニティ形成などの意味合いがあります。
ーウェルビーイングの導入事例5選ー
【楽天】
1)「コレクティブ・ウェルビーイング」という概念を取り入れた
2)仲間、時間、空間を大切にした「三間(さんま)と余白」の考え方を意識した取り組みを実施
3)オンラインでコミュニケーションの強化、在宅勤務の設備支援、ラジオ体操や瞑想の実施など
【アシックス】
1)社員の健康度の評価や個別のプランを作るために、自社独自のプログラムを開発
2)本社にあるアトリウムで、仕事後にスポーツを楽しめる
3)全社員に対して「メンタルヘルス研修」を実施。運動推進セミナーも定期的に開催
【デンソー】
1)「社員の健康は重要な経営資源である」という考え方の元、健康経営・ウェルビーイングに注力
2)各部署に「健康リーダー」を配置し、その現場に合った施策を実施
3)誰でも気軽に運動できるように、本社にトレーニングルームを設置
【味の素】
1)健康診断のデータを蓄積し確認できるポータルサイト「My Health」を設置
2) AIが栄養指導を行ってくれる健康管理アプリ「カロママプラス」の開発・運営
3)社員の不調を早期発見するため、最低でも年に1回「全員面談」を実施
【PHONE APPLI 萩オフィス 】
1)数々の志士を輩出した毛利家が子弟(若い人)教育のために開いた藩校「明倫館」にならい、自社のアプリ開発センターとして開設
2)若い人材の「絆」と「成長意欲」を大切にすることで、地方創生や新たな価値の創出を目指している
3)明倫館のコミュニティを通して、萩市や他IT企業とのコミュニティ形成を図っている
企業にとって最重要ともいえる「社員の健康」を守るためにも、様々な企業の事例を参考にウェルビーイングの具体的な施策の導入を進めていきます。AZAの社員の皆さんが「幸せを実感出来る会社」「この会社で働けて良かった」と思っていただけるような取組を行ってまいります。