技術屋のサブスクアイディアの背景には、当たり前?に疑問を・・
素晴らしいアイディアが生まれる背景にはもれなく、この話どうにかならないか?といった課題があります。まさに必要は発明の毋です。
【スマートバス停】最近の例として一部で運用されているバス停の時刻表が挙げられます。運行事業者は、ダイヤ改正のたびにバス停の時刻表を深
夜、早朝に変えています。この面倒を聞きつけたシステム業者が運行事業者と「スマートバス停」を開発しました。https://www.ye-digital.com/jp/product/iotm2m/mmsmartbusstop/
電源環境がなければソーラー電池と蓄電池で省電力環境を設け、バス停の時刻表は液晶画面に変わりました。時刻表はバス停にデータ配信されるため、運行事業者はダイヤ改正時の労作業がゼロになりました。また時刻表が見やすくなったと、利用者の評判は上々です。初期投資は掛かるものの導入のメリットは絶大です。
①時刻表の作成・配信で運用・管理の手間を削減
②非常時には緊急速報表示に切替可能
③時刻表の多言語表示でインバウンド対応
④広告表示でバス事業者の新たな収入源に
【書かない窓口】
また役所の取組で、住民が申請書類を記入しなくても証明書類の発行手続きができる「書かない窓口」があります。
①窓口職員に本人確認書類を提示する
↓
②職員が申請書を作成
↓
③本人確認を経て手続きが完了
来庁者は簡単、短時間でできたと大歓迎。先駆的な自治体の一つ北海道北見市では、日常業務の非効率を痛感していた市職員が協議を重ね、IT企業の支援も得てシステム化を進めていきました。この仕組には利用者、自治体双方にメリットがあります。私達の日常業務においても「これどうにかならないの」「面倒くさい」「時間が掛かる」など改善すべきことあります。ITツール導入で解決することもあります。しかし私達自身がこのことに問題意識がなければ解決にまで至りません。常識や、当たり前に疑いを持ち現場発のアイディアにつなげていきたい。
(昨日のバレンタインデーに愛を込めて皆さんへ❤)