技術屋のサブスクブログでも度々、睡眠の関する記事を紹介しています。今、結構問題に成っています。私の周りでもスマートウォッチで睡眠管理している人が多くなってきました。また快適な眠りを求める世相を反映してか、睡眠関連グッズの話題にも事欠きません。例えば、スマホを枕元に置いて寝ることで、自身の睡眠が記録・分析され、その睡眠に合った“ポケモン”が集まってくる――こんなスマホゲーム(ポケモンスリープ)が今夏発売されます。 また、ある流行情報誌が「2022年のヒット商品」の第1位に選んだのは、睡眠の質を高める働きがあるといわれる乳酸菌飲料(ヤクルト1000)でした。このように睡眠が注目される背景には、多くの人が自分の睡眠に満足していない現実があります。94%の人が「睡眠に不満」とした調査もあります。「何度か目が覚める」「寝ても疲れが取れない」等の理由が多いのです。回答者が考える、それらの一番の原因は「ストレス」でした。日本人の睡眠時間は、世界の中でも「短い」ことで知られています。平均睡眠時間はOECD(経済協力開発機構)加盟国で最下位。この睡眠不足は社会経済活動に悪影響を与えています、あるシンクタンクは、日本の社会的損失を年間1380億ドルに達すると試算しているほどです。私達の生活に目を向ければ、仕事が多忙なこの時期、十分な睡眠時間を確保するだけでも大変かもしれません。人により、年齢や体調により、必要な睡眠時間も異なります。それだけに、自分に合った“睡眠の知恵”を磨いていく意識が大切です。例えば、一度に時間を確保できない時、分割して寝る分割睡眠でも疲労回復の助けになります。「パワーナップ」と呼ばれる20分程度の仮眠を、効果的に取り入れている企業もあります。弊社でもお昼休みは「お昼寝」を推奨しています。睡眠の「量」は簡単に増やせなくとも、「質」は変えられます。そのために有効なのが・・
①朝日を浴び、生体時計を整える。
②朝食を取り、日中は積極的に活動する。
③カフェインの摂取は就寝の4時間前まで。
④夕食後はリラックス時間をもつ。
⑤湯船には就寝90分前に漬かる。
⑥90分を切る場合はシャワーにする。
できることから試したいですね。充実した「覚醒時の活動」と「睡眠時の休息」は、私たちの健康な生活に不可欠の両輪です。特に睡眠は、心身の疲労回復に欠かせない「最高の滋養」です。明日11日から25日まで「春の睡眠健康週間」です。年一度の健康診断も終了し結果が芳しくなかった方は、まず自身の睡眠を見直してみませんか。