「コロナ2類⇒5類はどのように変わるのか?・・」(1283号)・・業界初・ものづくり技術支援をサブスクで提供するAZA

技術屋のサブスク コロナ2類⇒5類はどのように変わるのか?
新型コロナの感染症法上の位置づけについて、厚生労働省は、5月8日(今日)季節性インフルエンザなどと同じ5類に移行することになりました。このことで新型コロナ(2類)⇒5類はどのように変わるのか?以下に気になることをQ&A方式にまとめました。
Q.5月8日以降に感染したら費用どうなる?
検査費用の公費による支援は終了するため、自己負担となります。
▼各自治体による検査キット配布事業→終了
▼民間の検査所で行われているPCR検査→有料に
Q.外来診療の窓口負担は?
5類になると自己負担に見直されます。
保険診療で「窓口負担3割」の人の場合、新型コロナと季節性インフルエンザを比較して以下のように試算しています。
▼解熱剤・コロナの治療薬(ラゲブリオ)を処方(検査料を含む)→最大4170円
▼解熱剤・インフルエンザの治療薬(タミフル)を処方(検査料を含む)→最大4450円
Q.入院費用は?
入院費用も、医療費や食事代は自己負担となります。
夏の感染拡大への対応としてまずは9月末まで、高額療養費制度の自己負担限度額から2万円を減額する措置を講じるとしています。
9月以降は他の病気とのバランスや国の在庫状況などを踏まえて、冬の感染拡大に向けて対応を検討するとしています。
Q.療養中の外出自粛の期間は?
療養期間中に外出を控えるかどうかは、5月8日以降は個人の判断に委ねられることになります。
厚生労働省は判断の参考に推奨される目安を示しました。
▽発症の翌日から5日間は外出を控えること
▽症状が軽くなってから24時間程度は外出を控えること
10日間が経過するまではマスクの着用や高齢者などとの接触は控えることなど、周囲の人への配慮を求めています。
濃厚接触者にも外出自粛は求められなくなりますが、医療機関や高齢者施設などでクラスターなどが発生した場合は行動制限への協力を求める可能性がある。
Q.「療養期間5日間」の根拠は?
国立感染症研究所が示したデータでは、感染性のあるウイルスが検出されるのは、発症の翌日から5日目では大幅に下がっていて、7日目には検出の限界値を下回るとしています。
▽発症から3日目 半分ほど
▽発症から5日目 20分の1以下
▽6日目 40分の1ほど
▽7日目 検出限界値を下回ってほぼ検出されず
※専門家によると「5日間の療養期間のあとでもリスクはゼロにはならないが、自宅療養が必要な期間を5日間にして、その後、10日目くらいまではマスクをしてほかの人にうつさないように注意しようという考え方が妥当です。
Q.宿泊療養施設は?
原則終了となります。
Q.療養中の相談先や感染証明は?
近くの医療機関を受診するか、都道府県が引き続き設ける24時間対応の相談窓口などに相談して下さい。また5月8日以降、保健所などは証明書を発行しなくなります。
感染の証明が必要な場合は、医療機関で発行される診断書を活用して下さい。
Q.ワクチン接種は?
今の無料での接種を来年3月まで継続し、重症化リスクの高い人は5月からと9月からの年2回の接種を行うほか、重症化リスクが高くない人も9月から接種を行う方針です。
9月からの具体的なスケジュールや使用するワクチンについては、今後ウイルスの変異などを考慮して決定するとしています。
Q.5月8日からの感染対策は?アクリル板は?
個人や事業者の判断に委ねられることになります。
手洗いなどの手指衛生と換気については、引き続き有効だとしています。
事業者などが行っている入場時の検温、入り口での消毒液の設置、アクリル板などのパーティションの設置といった感染対策については、効果やコストなどを踏まえ判断してほしいとしています。
Q.マスクの着用は?
マスクの着用はすでに3月13日から個人の判断。厚生労働省は以下の状況では着用を呼びかけています。
▽医療機関を受診する時
▽重症化リスクの高い人が多い医療機関や高齢者施設などを訪問する時
▽通勤ラッシュ時など、混雑した電車やバスに乗車する時
Q.マスクの有効性について専門家は?
マスクの目的は、
▼会話やせきをする際に他者に感染させないこと
▼自分が感染しないこと
新型コロナでは発症前の潜伏期間におよそ半数の感染が起き、症状が出ない人からも感染が広がりやすいことが知られているとしています。
Q.行動制限や水際措置は?
「5類」では原則、措置が取れなくなります。
Q.変異ウイルスはどうなる?
感染拡大の第8波で主流だったオミクロン株「BA.5」に変わって、複数のオミクロン株が組み合わさり、免疫を逃れやすい性質が指摘されている「XBB」系統が主流になってきています。WHOでは、インドで拡大している「XBB.1.16」を「VOI=注目すべき変異株」に指定しています。
Q.今後、感染者は増える?
5月の大型連休明けに感染が拡大することがあり得ると分析しました。
マスクを外す人が増えてきたこと、感染やワクチンの接種で獲得した免疫が下がってきたことがあるとしています。11月や12月ごろに大きな流行が起こる可能性は高い」と述べ、今後も注意は必要だと指摘しました。

【NHK参考資料】
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230427/k10014050951000.html

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