「節電しながら快適さを維持・・」(1317号)・・業界初・ものづくり技術支援をサブスクで提供するAZA

酷暑が続いていますが、快適に過ごすためにはエアコンが欠かせません。しかし、昨今は電気代も非常に気になりますよね。そこで、ダイキンエア業株式会社に節電しながら上手に活用するコツを聞きました。
最近、ダイキンでは「電気代値上げとエアコンの節電に関する意識調査」を行いました。大手電力7社の電気代が値上げされる中、回答者の約9割が今夏は節電に取り組みたいと答え、節電したい家電の1位にはエアコンがランクインしました。ただし、「節電に自信があるか」との質問には、6割の人が「上手にできないと思う」と回答しています。節電に意欲はあるものの、実際の取り組みには自信が持てないようです。エアコンの使用を控えると熱中症のリスクが高まりますので、使い方次第で電気代を節約しつつ快適に過ごすことは可能です。以下に、ダイキンから教えてもらった主なポイントを紹介します。
■フィルターの掃除が効果的
まず、フィルターの掃除が効果的です。エアコンは部屋の暖かい空気を吸い込んで冷たい空気にするため、フィルターが詰まると冷やす力が減少し、電気代がかかります。フィルターは2週間に一度は掃除しましょう。ごみやホコリは掃除機などで吸い取り、汚れがひどい場合は中性洗剤を溶かしたぬるま湯で洗ってからよく乾かしましょう。
■風量は自動設定
風量の設定も重要です。電気代を気にして「微風」や「弱風」に変更することがありますが、冷房の風量は「自動」がおすすめです。そうすることで、最初は強風で室内を冷やし、その後は微風で快適に保つことができます。
■室外機周辺を整理
また、室外機周辺を整理することも節電につながります。室外機は常に放熱しているので、吹き出し口近くや周囲に物を置かずに整理しましょう。カバーで覆うのもやめましょう。吹き出し口がふさがれると放出した熱風を吸い込んでしまい、効率が低下します。室外機の前は風通しを良くし、空気が循環できるようにしましょう。
■扇風機の併用
さらに、扇風機やサーキュレーターを併用することも有効です。エアコンの設定温度を下げずに、扇風機やサーキュレーターを使って冷たい空気を遠くまで素早く送ることができます。エアコンから出る冷気を背にし、風を送る方向に扇風機を向けるとさらに効果的です。
■電気料金、月800円削減
さらに、ダイキンではフィルター掃除による節電効果を検証しました。実験では、3年間分のホコリがたまったフィルターと掃除したフィルターを比較しました。その結果、フィルターが掃除されたエアコンは、掃除していない方に比べて消費電力量を48.9%も削減できました。これは1ヵ月の電気料金に換算すると800円の削減に相当し、またC02排出量に換算すると11.7キログラムの削減になります。

これらのポイントを意識してエアコンを使うことで、快適な空間を節電しながら実現できます。暑い夏に向けて、ぜひ取り組んでみてください。

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