「おもちゃ市場・過去最高・・」(1318号)・・業界初・ものづくり技術支援をサブスクで提供するAZA

技術屋のサブスク 「東京おもちやショー2023」が開催され、おもちゃ市場の好調さが報じられました。日本玩具協会によると、2022年度の国内市場は前年比6.7%増の9525億円と過去最高を更新しました。この背景には、おもちゃのハイテク化や精巧なデザイン・作りが進み、大人も魅了される商品が増えていることが挙げられます。「東京おもちやショー2023」では、バンダイが人気キャラクター「仮面ライダー」の新しい「変身ベル卜」を展示し、多くの成人男性がその魅力に引き込まれました。この「CSM変身ベルト世紀王ムーンドライバー」はバンダイが「大人向け」に開発した商品で、装着して変身ポーズをとるとセンサーが動きを感知し、変身音が鳴り、ベルトの7ヵ所が自動で動き、発光ダイオードが光る仕組みです。価格は4万4000円で、最大9cmの胴回り対応なので、大柄な男性でも楽しむことができます。また、子ども向けベルトを着けたい人のために、胴囲を20cm伸ばす延長ベルトも別売りされています。また、タカラトミーも鉄道玩具「プラレール」の新シリーズを展示しました。第1弾として、1999年に運行を終了した「小田急ロマンスカー3100形NSE」などが注目を集めました。このシリーズの希望小売価格は7700円で、鉄道好きの大人をターゲットにしています。おもちゃ市場は2000年代半ばまで少子化に伴って縮小していましたが、アニメ「妖怪ウォッチ」や映画「アナと雪の女王」のヒットにより、2014年度から急速に回復しました。大型のヒット作品がなくても、ミニカー「トミカ」や着せ替え人形「リカちやん」などの定番おもちゃの新商品が、かつてそれらで遊んでいた大人の心を掴んでいます。業界の専門家は、経済力のある大人の消費が市場を支えていると分析しています。「東京おもちやショー2023」では、4日間で計6万8597人の入場者があり、一般来場者も中学生以上に有料化されましたが、コロナ禍以前と変わらぬ盛況ぶりでした。家族連れだけでなく、成人男性や若いカップルも多く訪れました。また、愽報堂生活総合研究所の夏山明美主席研究員は、20年や30年前と比べて、年代による生活者の意識や好み、価値観の違いが小さくなってきていると指摘しています。おもちゃ市場の好調は、ハイテク商品や大人の需要の増加などに支えられています。おもちゃは子どもだけでなく、大人も楽しむべきものとして注目されており、ますます多様化した魅力的な商品が期待されます。いつまでも子供心を大切にしたいですね。

エンジニアリング事業部・最近の実績☆☆AtoZtoA