「ワンチームの絆と復興の意志・・」(1361号)業界初・ものづくり技術支援をサブスクで提供するAZA

技術屋のサブスク4年前に開催されたラグビーワールドカップは、”ワンチーム”を合言葉に、日本中に大きな感動を与えてくれました。そして今年、ラグビーW杯フランス大会の開幕が迫っています。その前に、ひと際注目すべきストーリーを紹介したいと思います。
日本代表を”食”で支える西芳照氏。彼は2004年から、サッカー男子日本代表の専属シェフを務めてきた方です。彼の素晴らしいエピソードには、東日本大震災の影響も深く結びついています。震災が発生した際、西氏は被災地の福島県にあるJヴィレッジのレストランで総料理長として働いていました。このレストランは、本来はサッカーのトレーニングキャンプの場でしたが、原発事故の対応拠点として機能しました。この厳しい状況の中で、作業員たちはダンボールの上で寝泊りし、食べ物は限られたものしか手に入らない状況でした。
西氏は、その経験を通じて、人々の命を守りながら温かく栄養豊かな食事を提供することが自分の使命だと感じました。その想いから、「サムライブルーの料理人 3・11後の福島から」という自著も出版されました。彼はその後、Jヴィレッジのレストランを再開し、復興の一翼を担いました。
さらに、日本代表の一員であるリーチマイケル選手のエピソードも感動的です。彼は今回で4回目のW杯出場となりますが、その前に彼の故郷であるニュージーランド・クライストチャーチが大地震に見舞われ、その直後に「3・11」の東日本大震災にも遭遇しました。前回のW杯後には、複数の大きな手術を受けるなど、逆境を乗り越えてきた選手です。
このような不屈の選手やスタッフたちが、「ワンチーム」の絆で力を合わせて挑む姿勢は、関東大震災から100年が経過した今も、私たちに勇気と希望を与えてくれるものです。彼らの努力と絆が、”千年に一度”と言われる大災害を経た日本に感動を届けてくれることに期待しています。
ラグビーW杯の舞台は、単なるスポーツの大会以上の意味を持ちます。それは人々の結束と、逆境を乗り越える力強い意志の象徴でもあります。私たちは彼らのストーリーから、困難な状況に立ち向かう勇気と、絆の大切さを学ぶことができるのです。今年のW杯でも、日本代表の活躍がとても楽しみですね。皆で応援して盛り上がっていきましょう!

エンジニアリング事業部・最近の実績☆☆AtoZtoA