「林家木久扇さんから学ぶ・話の大切さ・・」(1366号)業界初・ものづくり技術支援をサブスクで提供するAZA

技術屋のサブスク 黄色の着物でおなじみの落語家・林家木久扇さんから学ぶ「話の大切さ」についてお話しさせてください。木久扇さんが来年3月に長年務めてきた人気演芸番組「笑点」を卒業されることが発表されました。木久扇さんは1966年から54年間、お茶の間を賑わせ、多くの人々に笑顔を届けてきました。私自身も幼少期から彼の芸を楽しみにしており、その卒業の知らせに寂しさを感じずにはいられません。
木久扇さんは大喜利の名人としても知られ、いつもユニークでぼけた答えを連発して観客を笑わせてきました。時にはお題の回答を観客よりも先に明かし、会場内を爆笑の渦に巻き込むこともありました。老若男女、幅広い世代から愛される彼の印象は非常に強烈です。
彼が強調するのは、「話しでも会話でも『間』が命」ということです。高座では、持ち時間30分のうち20分しか話さないことがあります。これは、お客の笑いの「間」を取るためなのです。そして、その「間」を使って次の話題に繋げていくのです。この「間」は、お客との無言の会話であり、じっくりとリアクションを待つことで、笑いをより深く理解し共感することができるのです。
経験豊富な落語家と若手の違いは、客席が静まりかえり、間を持てずに慌てて早口で話してしまうことだと彼は指摘します。1人でただ話すのは演説であり、会話ではありません。言葉の「間」を大切にし、相手の反応を待つことが、良い会話の要素なのです。
木久扇さんは、「そもそも人間って『人の間』って書くくらいですからね、間が大事な生き物なんです」と言います。この言葉は、私たちにとって肝に銘じたい教訓です。会話やコミュニケーションにおいても、話すことも大切ですが、その間にある「間」が、より深い理解と笑顔を生む魔法の要素なのです。
木久扇さんから学ぶ「話の大切さ」は、私たちの日常生活にも大いに活かせるものです。会話を通じて、相手の気持ちや考えを尊重し、リアクションを大切にすることで、より深い絆が築かれるでしょう。
彼の卒業が寂しい一方で、木久扇さんから学んだ「話の大切さ」を私たちの日常に取り入れ、笑顔と共感を広げていきましょう。木久扇さん、長い間お疲れ様でした。ありがとうございました。

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