「洗濯用洗剤で開発競争激化!洗濯をもっと簡単に!・・」(1368号)業界初・ものづくり技術支援をサブスクで提供するAZA

技術屋のサブスク  私はテレワークの日や週末などは洗濯担当の役割を担っています。「洗濯好きなんです。」今日は洗濯用洗剤の世界で激しい競争が繰り広げられている話題をご紹介します。洗濯1回分の洗剤を計量不要で提供する新しいカタチの洗剤が登場し、各メーカーがこれに挑戦している様子が注目されています。
2014年、P&Gジャパンが「ジェルボール」という革新的な商品を発売し、これまでの粉末と液体に続く「第3の洗剤」として市場を席巻しました。この製品は、水に溶ける透明なフィルムで液体洗剤を包んだ球体状のもので、計量不要で洗濯機に投入するだけの手軽さが魅力で、現在では日本の洗剤市場で約2割のシェアを持つまでに成長しました。
P&Gの鍾ランドリーカテゴリーリーダーは、「いかに洗濯を簡単にできるかというニーズに応えた」と説明し、この新しい洗剤の形態が一般的になることを期待しています。
計量不要タイプの洗剤は「ワンショット型」「タブレット型」と呼ばれ、これまでP&Gが市場を独占してきましたが、今年8月には花王が新商品「アタックZERO パーフェクトスティック」を発売し、競争を本格化させました。この製品は粉末洗剤を水に溶けるフィルムで包み、スティック形にしたもので、洗剤市場でトップを争うP&Gに対抗する姿勢を見せています。
一方、洗剤市場3位のライオンは、高濃度の液体洗剤「NANOXone(ナノックス ワン)」を発売し、高い洗浄力と衣類の色落ち防止機能を売りにしています。「液体洗剤の高付加価値化」にこだわり、液体洗剤が主流であるとの立場を強調しています。
洗濯機には、あらかじめ液体洗剤や柔軟剤を自動計量する機能の搭載製品が増えており、「液体こそ主流」という見方を支持しています。花王の水町フアブリックケア事業部ブランドマネジャーも「引き続き液体が多数派だろう」と述べています。
2000年代初頭には、ライオンと花王も計量不要型の洗剤を発売していましたが、浸透しなかった時期もありました。しかし、P&Gの「ジェルボール」が登場して以降、利便性や見た目の新しさに価値を見出す消費者が増えていると分析されています。
P&Gの鍾氏は、「第4の洗剤」を模索しており、今後も新たなカタチの洗剤が登場することが予想されます。洗濯をもっと簡単に、効率的に行うために、これからも洗剤メーカーたちが競い合う様子に注目です。
私達の仕事も開発を伴いますので大変なご苦労をお察し致しますが「第4の洗剤!」洗濯用洗剤の未来がどのように進化していくのか、楽しみです!

エンジニアリング事業部・最近の実績☆☆AtoZtoA