「2023年ノーベル化学賞・量子ドット発見」(1379号)業界初・ものづくり技術支援をサブスクで提供するAZA

技術屋のサブスク新たなノーベル化学賞の受賞者が発表され、今回は「量子ドット」の研究において功績を上げた3人の研究者が輝きました。2023年10月4日、スウェーデンのストックホルムにあるノーベル賞の選考委員会が、マサチューセッツ工科大学のムンジ・バワンディ教授、コロンビア大学のルイス・ブルス教授、そして旧ソビエト出身のアレクセイ・エキモフ氏をノーベル化学賞の受賞者として選出しました。
この三人はそれぞれ異なる時代において、同じ「ナノ」サイズの結晶である「量子ドット」に関する重要な発見を成し遂げました。1980年代にエキモフ氏とブルス教授は、微小な大きさの違いが発する光の色に影響を与えることを見出し、その後、バワンディ教授は1990年代に高い光強度と安定した製造技術を開発しました。
「量子ドット」と呼ばれるこれらの微細な結晶は、テレビの画面やLEDの照明などで幅広く利用され、医療分野においても期待されています。ノーベル賞の選考委員会は、3人の研究が「ナノテクノロジーの分野において重要な種をまいた」と評価し、「量子ドットが人類に最大の恩恵をもたらしつつある。将来的には極めて小さなセンサーや太陽電池の薄型化にも貢献する可能性がある。われわれはその可能性を探究し始めたばかりだ」と期待を寄せました。
受賞者の一人であるムンジ・バワンディ教授は、ノーベル賞の選考委員会との電話で「とても驚きました。眠かったですが、予期していないことで、とても光栄です」とコメント。さらに、「研究当初は社会にどんな影響をもたらすことができるかわかりませんでしたが、この分野はとても刺激的で、今後も興味深い成果が出てくることは間違いないと思います」と語りました。
これからも「量子ドット」の研究が進み、その応用がますます広がることが期待されます。ノーベル化学賞の受賞者たちには、彼らの先見性と革新性が未来を切り開く一翼を担っていくでしょう。

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