技術屋のサブスク「思いやりの力」という内容の新聞記事の紹介です。
同じ職場で働く親子ほどの年齢差がある2人が、仕事上のルールを決める際に年代の違いからくる意見の対立に直面しました。若手は「今の時代は……」と主張し、一方で先輩は「私の時代は……」と反論。その結果、なかなか合意に達することができませんでした。
記事では、お互いの持論を強調することが「対話」ではなく「討論」になりかねないと指摘しています。対話はお互いに歩み寄り、理解し合おうとする姿勢が基本であり、一方的に相手を否定する討論とは異なるものなのです。
この対話の難しさと大切さを示すために、ある小学校の廊下に「人を笑顔にする おもいやり算」という掲示物があります。それは算数の四則演算に“思いやりのあり方”を重ねて紹介しています。
これを通じて、意見や主義が異なっても、相手のことを思いやる心を持つことで、モチベーションや生産性が向上し、ストレスや停滞感が減少することが期待されます。
『対話』はお互いに異なる視点を尊重し、生き方や進むべき道をより豊かに、より鮮やかに、より広々と照らし出していく創造的な精神の営とされています。相手の声に耳を傾ける前に、まずは自分の心を澄ませ、お互いに対する思いやりが対話の第一歩ではないでしょうか。