技術屋のサブスク 今日1月24日は『ゴールドラッシュデー』として記念日にされています。この日は、ビジネスの視点を拡げる絶好の例としてよく引用されます。ゴールドラッシュとは、1848年にアメリカ・カリフォルニア州で金が発見され、一攫千金を夢見る人々が殺到した歴史的な出来事を指します。 ゴールドラッシュにより、1846年にわずか200人程度だったサンフランシスコの人口は、国内外から約30万人もの人々が押し寄せる大都市へと変貌しました。彼らは金探しのためのバケツ、スコップ、ツルハシなどを購入し、夢に向かって日々作業に励みました。一方で、金探しに必要な道具や生活必需品を販売する事業者が大きな利益を上げました。代表的な例が、デニムを売り出したリーバイスです。このビジネス戦略は日本では「ツルハシビジネス」として知られています。
この戦略の原理はシンプルです。金を掘り当てることには大きなリスクが伴いますが、金を掘る人々へのサービス提供によって、低リスクで利益を得ることが可能です。
例えば、ジーンズ(リーバイス)、手押し車、鉄道(スタンフォード大学創立者)、銀行などが、この方法で大きな利益を上げたとされています。同様の戦略は、石油王と呼ばれたジョン・ロックフェラーにも見られます。彼は、油田発見のリスクを避け、流通業から参入し、その後精製業に進出して垂直統合を実現しました。
現代においても、この戦略は多岐にわたる分野で活用されています。例えば、スマホゲームの隆盛時にはゲーム制作ソフトウェア(Unityなど)、SaaSブームでは月額決済サービス、D2Cブームでは広告代理店、YouTuberブームでは事務所やプラットフォームが利益を上げています。これらの例から、ビジネスチャンスを見出すためには視点を変えることが重要であることが分かります。現代のビジネスにおいては「イノベーション」が最も重要なテーマとなっています。既存の商材やサービスを異なる市場へ投入する、または既存の商材と異なる要素を組み合わせて新しい市場に導入することが、視点を変える上で重要です。私たちのビジネスも、異なるサービスとして提供する方法や市場を変えるなど、革新を求め続けたいと考えています。 定額制・技術サービス ←