夏休みも後半、お子さんの夏休みの宿題、順調に進んでいますか?
私が子供の頃は、お盆休みが終わって残り10日くらいになってから、ようやく本腰を入れてなんとかゴールに滑り込むタイプでした。学校から解放される夏休みは、子どもにとってはまさに天国。しかし、油断していると最後には宿題という地獄が待っています。約40日間もある夏休み、少しずつ宿題を進めれば良いのに、なぜか先延ばしにしてしまうものです。その理由について、イ・ミンギュ著『「後回し」にしない技術「すぐやる人」になる20の方法』の中で、著者は「人は時間があるから仕事をするのではなく、締め切りに合わせて仕事を始めるからだ」と説明しています。著者は韓国の心理学博士であり、臨床心理専門家です。同書によると、実行力に優れた人は「開始デッドライン」というもう一つの締め切りを設けています。つまり、「いつまでに始めるか」を決めることで、効率よくタスクを進められるのです。「始めたら半分終わったようなもの」ということわざもありますが、著者はこれを正しいと述べています。何かを始めることで、脳が刺激され、そのことに集中できるからです。これは子どもに限った話ではありません。私たちの仕事にも、多くのタスクが待ち構えています。1つの仕事でも、段階を分けて「いつまでに」ではなく「いつから」を意識して、納期ギリギリの駆け込み作業を避けるよう心がけましょう。