秋といえば、読書の季節ですね。
ここ数年、ビジネス書ばかり読んでいたため、読書が少しマンネリ化してきました。そこで今回は、視点を変えてビジネス小説を選んでみました。私はビジネスでAIを積極的に活用していますが、AIを活用したビジネスに興味を持つ方にぜひおすすめしたい一冊をご紹介します。
書籍紹介:「松岡まどか、起業します AIスタートアップ戦記」安野貴博 著
この著者をご存じの方も多いと思いますが、彼は先の東京都知事選挙の候補者でもあり、東京大学工学部を卒業した起業家、作家、そしてAIエンジニアでもあります。
この小説は、AI時代のスタートアップの現実をリアルに描いた作品です。物語の主人公は、内定を突然取り消された女子大生・松岡まどか。彼女がAI技術を駆使して起業に挑み、1年以内に時価総額10億円の企業を立ち上げるという極限の状況に追い込まれながら、成功への道を模索していきます。
松岡は、インターン先の上司である三戸部歩と共に、わずか2人でスタートアップを開始。資金調達や競争相手との戦いなど、実際のビジネスで直面する課題を一つずつ乗り越えていく姿が描かれています。
この本には、ビジネス成功のためのノウハウが豊富に盛り込まれており、特にAI技術やスタートアップに関心がある方にとって、実践的なヒントが得られる内容です。著者自身が起業家であるため、その経験に基づいたリアリティが物語に一層の説得力を与えています。
『松岡まどか、起業します』は、起業の難しさと達成感を描いたエンターテインメント性の高いお仕事小説でありながら、ビジネスに役立つ教訓も得られる非常に面白い一冊です。AIに興味のある方は、ぜひ手に取ってみてください。AIを必ず使いたくなります。
なお、『松岡まどか、起業します』はAZA文庫に保管しています。社員の皆様は自由にお読みいただけますので、ぜひご利用ください。