「入浴でストレス軽減と予防医療効果について」(1641号)

【健康経営】今日は入浴の健康効果についてお話しします。
入浴や温泉浴には、血流を促進する温熱作用や、筋肉の緊張を和らげる浮力作用体の汚れを洗い流す清浄作用、日常のストレスから解放されるリラックス効果が期待できます。静岡県で行われた調査によると、毎日湯船に浸かる人は、そうでない人に比べ主観的な幸福度が高い傾向があるそうです。また、環境省の温泉効果調査では、温泉利用後に「疲労感の軽減」「幸福感の増加」「ストレスの緩和」「睡眠の質向上」が見られ、多くの利用者がリフレッシュ効果を実感しています。さらに、研究によって、天然温泉がさら湯よりも高いリラックス効果をもたらすことが示されており、温泉成分による保湿効果や湯触りの良さがその要因とされています。
加えて、入浴は予防医療としても注目されています。ほぼ毎日入浴する人は、週2回以下の人に比べて、虚血性心疾患や脳卒中の発症リスクがそれぞれ35%、26%低いとされています。また、高齢者の場合、毎日の入浴で要介護認定のリスクが約3割減少するというデータもあります。静岡県熱海市での調査によると、日常的に温泉を利用する人は、高血圧やコレステロール値の改善が見られる傾向があり、入浴や温泉浴が健康維持に貢献する可能性が示唆されています。
弊社では、健康経営の一環として、希望する社員に免疫力向上が期待される重炭酸タブレット(入浴剤)を支給しています。肌寒くなってきたこの季節、お風呂が一段と心地よく感じられます。今日水曜日はノー残業Dayですので、是非ゆったりとした入浴でリラックスしたひとときをお過ごしください。