毎週水曜日は、健康や健康経営、そして推しネタの日として、少し肩の力を抜いた話題をお届けしています。最近、私は読書にはまっていて、本屋大賞受賞作品を楽しんでいます。本好きの方にはぜひおすすめしたい時間の使い方です。
今日は、2022年の本屋大賞第2位に輝いた青山美智子さんの『赤と青のエスキース』を読んで深く感動しました。この物語は、1枚の絵画が日本に渡ってからの30数年を描いたもの。その絵画が紡いだ2人の人生の奇跡を、繊細で美しい筆致で語っています。
要約すると、物語はオーストラリアから渡った1枚の絵画が軸となり、その絵にまつわる人々の運命が不思議な形で交差していきます。絵画を描いた画家の想いと、それを手にした人々の人生が交錯し、新たな奇跡を生み出す――そんな優しさと葛藤が織りなす心温まるストーリーです。
私たちアザエンジニアリングの仕事は、機械設計、すなわち「図面を描く」ことです。この物語を読みながら、ふと私たちの描いた図面がその後、どんなドラマを生んでいるのだろうと想像しました。
例えば、私たちの設計した図面が現場で形になり、その機械や装置が新たな技術や製品を生み出し、さらにそれを使う人々の生活や産業を支える――そんなロマン溢れるストーリーが、きっとどこかで展開されているのではないでしょうか。
図面を描くという私たちの日々の仕事も、ただの「作業」ではなく、未来につながる物語の一部。『赤と青のエスキース』のように、私たちの仕事も何かしらの形で人々の人生に影響を与えているのだと思うと、なんだかとても誇らしい気持ちになります。
皆さんも、ぜひこの本を手に取ってみてください。そして、私たちの設計の仕事にどんな未来が広がるのか、想像を巡らせながら読んでいただければ幸いです。
それでは、今日もロマンと誇りを胸に、設計業に精進し、沢山の図面描きましょう!