「目標と執念」(241号)

◎私事ですが、風邪をひきました。「辛いです。」今シーズン2回目の風邪です。

外出時は、マスク着用や鼻呼吸に徹していたり、戻った際は手洗い、外出先でのアルコール消毒

を行っていました。3月に入り気が緩んでいた結果です。「慣れ、気の緩み、怠り」全て油断ですね。

 

◎WBC(ワールドベースボールクラシック)オランダとの死闘、昨日のキューバ戦と、日本が連夜の

逆転に次ぐ逆転の熱闘を制しています。ペナントレースの時の選手の表情よりも、輝いて見えるのは

日本代表という、背負っているものの大きさゆえの使命感なのでしょう。

「世界一奪還」を目標に一丸となって戦う執念の姿に毎試合、大感動を頂いております。

 

◎さて、甲子園「春の選抜高校野球」が、間もなく開幕されます。私の地元の東京町田から

日大三高が選抜高校野球大会に6年ぶり19回目の出場になります。

業務で外出する際、練習風景をよく目に致します。

春の選抜高校野球

◎甲子園常連校だけあって、練習はもちろん規律も厳しい

前回優勝した2011年のある選手の1日の練習は朝4時に起床から始まり

夜は23時まで、1日なんと11時間の練習が話題になっていた。

部員は授業が終わると、校舎から部室まで「ダッシュ」。ちんたら歩いている部員はいない。

多分、野球部の規律になっていと思われるが、その移動している姿そのものが真剣。

 

◎甲子園出場、全国制覇が「目標」→そこから「情熱」→「執念」→「勝利」の方程式なのでしょう。

その姿を見るたびに、感動と学びを頂いています。

 

◎新聞記事からご紹介いたします。

サッカー界の歴史に残る劇的な一戦だった。現在、開催中のUEFA(欧州サッカー連盟)

チャンピオンズリーグ。世界一レベルの高い、伝統的な大会でのことである

▼決勝トーナメント1回戦。スペインの名門、FCバルセロナは、窮地に追い込まれていた

初戦で0対4の大敗。2戦目では3点を先制するものの、後半17分に1点を返される。

ルール上、勝ち進むには、あと3点が必要という厳しい状況

▼だが選手たちは諦めていなかった。超一流のスターたちが必死の形相でボールを追う。

試合終了間際、立て続けに3点を奪い、大逆転。スタジアムは歓声に揺れた

▼実業家・松下幸之助氏の講演会でのこと。一人の中小企業の経営者が、どうすれば松下さん

の言う経営ができるのかと質問した氏は答える。“まず大事なのは、やろうと思うこと”。

その時の聴衆の一人で、後に世界的企業に成長した会社の経営者は、

「“できる、できない”ではなしに、まず、“こうでありたい。おれは経営をこうしよう”という強い願望を

胸にもつことが大切だ」と感じたという(『エピソードで読む松下幸之助』PHP新書)

▼勝てるかどうかではなく、まず勝つと決める。最後まで諦めない。大逆転のドラマは、わが一念から始まる。