今日は、新聞記事を元に2つの話をしたいと思います。
①「伸びようと努力しない人は、子どもからは無縁の人だと思います」。
大人にとって非常に厳しい言葉でも有ります。
『戦前から戦後の約半世紀にわたり、国語教師として教壇に立ち続けた大村はま氏の
言葉です。一人一人の子どもには、個性や学力などの違いはありますが、伸びたい
という精神においては、みな同じです」。「力をつけたくて、希望に燃えている、その
塊が子どもです」と大村氏は強調します。教育に携わる一人として、自らも“伸びよ
う”と努力を重ねました。60代の時には東京教育大学(現・筑波大学)で毎月、
新しい教材を自ら作り研究授業を行いました。長年の経験があれば、同じ教材で授業
することもできましたが、それでは「精神が老いてしまう」と妥協しなかったそう
です。教師を退職後も98歳で亡くなるまで、講演・執筆活動にいそしみました。
どれほど年を重ねても“さあこれからだ!”と挑戦をやめない人は、接する人の心を
も新しくします。逆に“もうこれでいい”と現状に安住する人は、少なくとも子ども
たちの手本にはならない。』「教育」は「共育」ともいいます。向上する大人の存在
こそ、子どもにとって最高の教育環境ともいえるのではないでしょうか・・。
②『先日、友人が職場での研修の様子を語っていた。それは数人のグループで
「自分以外の全員に対して“感謝”を伝える」という内容でした。一人について1枚
ずつメモに記していき、最後に一枚一枚、皆の前で読み上げられました。といっても
決して特別なものではありません。「朝のあいさつが、すがすがしい」「あなたの笑顔
にいつも癒やされます」「昨日、仕事を手伝ってくれて助かりました」「今の私がある
のは、あなたの支えのおかげです」。読み上げられるたびに拍手が起こり、笑顔が広が
ります。その場は何ともいえない高揚感に包まれたといいいます。こうした
“ささやかな感謝の言葉”は、思っていても、なかなか伝える機会がないものです。
だが、言われて嫌な気持ちになる人はいないでしょう。感謝するという行為は、相手
の言葉や振る舞いを貴重なものと捉え、心の中で大切にしてきた証しであるからです。
スイスの思想家ヒルティは言いました。「この世の小さいものに注目せよ。それは
我々の人生を、よりゆたかにし、より満ち足りたものにする」。振り返ってみれば、
日々の中で“当たり前”のものなど何一つないのです。一年を締めくくる師走。どん
なにささいなことでも、感謝を言葉にして伝えたいですね。その心が家庭や職場を変
え、人生を潤していく・・。』
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