「自分の健康と真剣に向きあおう・・」(558号)

先月から、数名ずつで随時行っている健康診断。私の場合、この健康診断が健康

維持・持続の1年の決着点でもあります。(ちょっと大げさですね(^_^;)

ところで平均寿命と健康寿命を知っていますか?少し古い平成25年の調査では・・

平均寿命と健康寿命

男性の場合:平均寿命80.2歳ー健康寿命70.2歳=要介護9歳

女性の場合:平均寿命86.6歳ー健康寿命74.2歳=要介護12.4歳

元気に自立して過ごせる期間のことを「健康寿命」と言います。

私たちの寿命は延び続け、今では“人生90年”に手が届こうとしています。しかし

一方で、自立した生活を送れる期間「健康寿命」が、平均寿命より男性は約9年、

女性は約12年も短いことが分かりました。これは支援や介護を必要とする期間が、

平均で9~12年もあるということです。長い人生、いつまでも元気に過ごすために

「健康寿命」を延ばすことが必要なのです。明治時代、日本人の平均寿命は40代

前半でした。男女共に50歳を超えたのは1947年頃、75歳を超えたのは1986

年です。寿命は短期間で飛躍的に延びました。「ロコモ」と言う言葉を聞いたこと有り

ませんか?この「ロコモ」は健康寿命を短くする要因です。

ロコモティブシンドローム(運動器症候群、通称ロコモ)とは、骨や関節、筋肉など

運動器の衰えが原因で、歩行や立ち座りなどの日常生活に障害を来たしている状態の

ことをいい、進行すると要介護や寝たきりになるリスクが高くなります。平均寿命は

延びましたが、私たちの運動器は、元々それほど長持ちするようにはできていない

ようです。いつまでも自立した生活を送るためには、定期的に運動器のメンテナンス

を行いながら、大切に使い続ける必要があります。それは要支援・要介護になった

原因の実に25%が運動器の障害なのです。骨・関節・筋肉・神経が衰え→

痛み・バランス低下→運動能力低下→寝たきり となります。普段何気なく動かして

いる「体」ですが、私たちが自由に体を動かすことができるのは、「運動器」の働きに

よるものです。「運動器」とは、骨や筋肉、関節のほか、脊髄や神経などが連携し、

体を動かす仕組みのこと。どこか1つでも障害されると、体はうまく動かなくなるので

す。そして骨や筋肉は40歳頃から衰え始め、50歳を過ぎた頃から急激に低下します。

筋肉量低下と骨密度の低下

そのため特に40歳を過ぎたら、ロコモ対策を始める必要があります。運動器は、

自分の意志で動かすことができる唯一の器官。そして骨や筋肉は、いくつになっても

鍛えることができます。「運動器の寿命は自分で延ばす」という意識をもち、今日から

ロコモ対策を始めてみてはいかがでしょうか。骨や筋肉の役割は、体を支え動かす

こと。そのため体重や運動量に応じて、強くなろうとする特性があります。骨や筋肉を

鍛えるには、自分で体を動かして、適度な負荷を与えることが必要です。同時に、

骨や筋肉の材料となる栄養素を、きちんと食事で摂ることも大事です。

多忙な毎日を、過ごしている私達ですが、健康診断の結果を真摯に受け止め、具体的

に何らかの行動を起こす良いきっかけにしてください。ちなみに私は、当社ビル1階

のスポーツクラブに通うようになって6年近く経ちますが、健康診断の数値は、確実

に年々改善しています。弊社の「健康促進制度・手当」を是非、有効にご活用下さい。

いつまでも楽しい人生を謳歌しましょう!

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 「技術をデザインする」  マルチエンジニアリングのAZA