「コーチングの肝は、傾聴と5W1Hの質問・・」(596号)

梅雨寒の日が続いていますが、ご自愛くださ~い!と言いつつひざ掛けを使いながら

ブログ書いています。(^_^;) さて会社で加入している「きらぼしコンサルティ

ング」主催のセミナーに昨日出席してきました。(トピックにも掲載しています。)

ちょっと長くなりますが、自身が習ってきたことのOUTプットとしても記させて

下さ~い・・。

講師は阿久根謙司氏でした。私存じ上げておりませんでしたがすごい人です。元FC

東京(サッカーリーグ)の社長で、現在は東京ガス埼玉支社長なんです。

変わった経歴ですが、実はこの方、野球で甲子園に2回出場、(ちなみに私、下手くそ

ですが小学校から高校まで野球やってました)早稲田大学では野球部主将を努め、

日米大学野球日本代表などになった経験を持っています。大学卒業後は、社会人野球

の名門、東京ガスで大活躍、コーチ、監督も経験されています。そんな野球一筋の

野球人が、いきなりサッカーチーム会社の社長に大抜擢。一番弱い時代のFC東京

(J2に降格時代)を1年でJ1に昇格させたのです。今では常に上位にいる

強いチームに変貌させることが出来たのは、チームの導き方を変えたと言われてい

ます。「何でも教えるティーチング」「自分で考えて行動するコーチング」に・・。

そんなコーチングについて学んできました。

木の上に立って見ましょう

たった1時間半のセミナーでしたが、阿久根氏の人柄と、私達に伝えるコーチング

力(りょく)がとてもわかりやすく、パワフルでインパクトのある学びの場となりました。

阿久根氏は、少子化が過保護を生み、「教え込む教育」となり「指示待ち族(指示しな

いと動けない人」を量産していることに警鐘を促され、高度成長時代には通用したの

ですが、100年に一度のリーマンショック後は「先の見えない時代」が到来し、「自分が

考え、変革していく人材が求められている」のに、実際に入社してくるのは指示待ち族・・。

自立していない大人がこれからの日本を背負って立てるのであろうか?と疑問視して

います。ティーチングとコーチングの違いについて以下にまとめてみました。

【ティーチング】

教え方が、指示命令となり 上から下にというTOPダウンになる。そのことで

一方的な指示命令型のマネジメントとなり、相手とうまくコミュニケーションが取れ

ない。自分のやり方を押し付けるなど「自発性」「自立性」「自律性」を奪うことに

なる。

【コーチング】

考え工夫する環境を作り、「自発的な行動」を起こさせるためのコミュニケーション。

そのことにより、やる気を引き出し「創造性」「積極性」「個性」「多様性」等が

発揮されます。「受動的」⇒「能動的」に変化する。

では、そのコーチングの手法とは・・。たった2つ「相手の話を傾聴し、その話に

対して5W1Hの質問をすること」詳しく説明すると・・

①傾聴する:話に根気よく耳を傾け、気持ちに共感し、否定せずに最後まで聞くこと

②質問する:質問はYesかNoで終わってしまうクローズドクエスチョンではなく

5W1H(だれが、いつ、どこで,何を、なぜ、どのように)のオープンクエスチ

ョンをどんどん投げかける・・。

①と②のことで、どんどん話すことを傾聴することで、整理され、気付き、安心し、

信頼関係を構築することが出来、こちら側の話を聞く耳を、持ってくれるようになります。

こちら側は答えを言うことを我慢し、どんどん質問に変えて行くことで、自分自身が

考えて行動を起こしていく「自立」が生まれていくのです・・。

私は、コーチングや、傾聴も、5W1Hの質問も、過去のセミナー受講で何度も

学んできましたが、知識として知っているだけで、実践し、習慣にすることが

本当に難しいことを実感しました。またそのことに気付き、復習し、再チャレン

ジしていく決意を良いセミナーを受講させて頂きました。阿久根先生

「有難う御座いました。」「傾聴と5W1Hの質問」頑張って習得します。

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