「自己変革するには人のために動いてみる・・」(634号)

私が、小学校1年生の時に生まれてはじめて、「ファン」になった人がいます。

「アグネス・チャン」デビューしたばかりで、日本語もあまり上手ではなかったので

すが、かえってそれが可愛らしく、一生懸命さや、清純さに夢中になりました。

駄菓子屋で「当たりくじ」が「アグネ・スチャンのブロマイド」には、少ない小遣いを、

全部つぎ込んでいました。親にお願いしてレコードも購入。歌番組に彼女が出るたび

に胸がキュンとなってテレビに釘付けでした。いまでは、歌手以外に多方面で活躍され

ています。そんな彼女の新聞記事を発見し大感動。ご紹介したいと思います。

『アグネス・チャンさんには、2人の姉がいます。長姉は10代でスカウトされて

女優に。成績優秀な次姉は大学の医学部に合格。“それに比べて私は……”。幼い頃の

アグネスさんは劣等感で押しつぶされそうだったといいます。それが変わったのは

中学生の時。障がい児施設でボランティアをしたのがきっかけだったそうです。身体

の不自由な子どもたちと一緒に遊び、歌を歌うと皆、全身で喜びを表現してくれました。

“私でも人を元気づけられる”。自信を持った彼女は、明るく前向きに。やがて

歌手を目指すようになります。かつて公演で彼女が語っていました。人は、自分の

ことばかり考えていると、エネルギーが胸に詰まって、苦しくなりがちになります。

そんな時、ちょっと自分のことは忘れて、人のために動いてみる。それが“エネルギー

の出口が見つかる魔法”ですと・・。著名な心理学者ウィリアム・ジェームズの言葉

にこうあります。「なにかの美点を身につけたいときは、すでにそなわっているかの

ように行動すればよい」と・・。心と体は「一体不二」だからこそ、自己を変革する

自己変革するには人のために動いてみる

には、あれこれ思い悩むより、まず行動してみることです。』

劣等感によって幼心に苦悩に沈み、人のために動くことによって自身の使命に気づき

可能性が開花したんですね。そんな彼女だから人々を魅了したんでしょうね。

その一人が私だったんです。

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