「産学一体のコーオプ教育・・」(686号)

今日から2月3日までの2週間程度が大寒です。寒さがさらに厳しくなり、1年中

で最も寒い時季です。体調不良や風邪、インフルエンザなどにはくれぐれもご

注意下さい。季節は寒いが、仕事に掛ける情熱はなお熱くっ・・!取り組んで

参りましょう。\(^o^)/

株式会社学生情報センターの方からコーオプ教育について学びました。また同時に

今年秋から、コープ教育に協力していく企業としてエントリーを行いました。

「コーオプ教育」とは何か?大学と企業が連携し、学生の実践力を養成

する教育プログラムです。コーオプ教育とは、1906年に米国シンシナティ大学

工学部で「学内の授業プログラムと学外の就労体験型学修プログラムを交互に受ける

カリキュラム」が開発されて以降、米国、カナダ、欧州で盛んに取り入れられている

教育プログラムです。学生は、一定期間企業で慟くことで就業経験と労働賃金、大学

の単位を修得するとともに、実践力や総合的な社会人基礎力を身につけることが

できます。平成27年に文部科学省の「大学教育再生加速プログラム」採択事業として

認可されました。日本ではまだ新しいこの教育方法により、学生は大学内での授業と

は違う実践的な教育を受けることができます。また、企業での就業経験後には、学修

意欲や就業意識の向上が期待されます。通常のインターンシップと比べて、就業期間

が長期間(約2ヵ月間)であり、就業経験の前後に体系化された事前・事後教育を実施。

さらに企業の一員として就業するため、学生に対し賃金が支払われることが大きな違い

と言えます。また企業活動や人材採用などの点で、数多くのメリットがあります。

MERIT 1:労働力としての貢献

実習プログラムの内容も大学と企業が綿密に相談して決定⇒事前教育を実施するため、

コーオプ実習生が企業の労働力となることが期待されます。

MERIT 2:職場の活性化と共同研究への発展

学生の柔軟な発想とチャレンジ精神が職場に新たな活力をもたらすことが考えられます。

MERIT 3:教育への産業界等のニーズ反映

新たな産業分野の動向を踏まえた産業界等のニーズを大学教育に反映することができます。

MERIT 4:企業に対する理解の促進、魅力発信

企業の実態について学生の理解を促す一つの機会となり中小企業の魅力発信においても

有益な取り組みと言えます。

MERIT 5:安定的な人材確保の手段

受入企業は自社の魅力を直接学生に伝えることが可能であり、将来の安定的な人材確保

につながることも考えられます。

MERIT 6:雇用後の早期離職(ミスマッチ)の解消

大学卒業後3年間の離職率は31.8% 。コーオプ実習を行うことにより、働くことの意義

や価値観が身につくため、就職後の早期離職(ミスマッチ)を防ぐ効果があると考えられます。

弊社には、新入社員を教育するOJTが不十分なところもあり、学生を受け入れることに

よって、OJTをシステム化して、これを用い学生を教育することで、しっかりと作り込む

ことも出来るメリットが有ります。本年秋から、近隣の大学でもある東京工科大学工学部

の実習生を受け入れて行くことになりました。今後受け入れについては、準備期間や

プロジェクトなどを発足し私達も共に学ぶ機会にして参ります。

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 「技術をデザインする」  マルチエンジニアリングのAZA