「企業の方向づけ・・」(746号)

私の前職の勤め先であった会社(株式会社シガルジョイント)の創業社長で現会長の

訃報が届きました。相模原市法人会会長を長きに渡り努めされ、地域貢献にも大変な

尽力を賜っており、相模原の産業発展に大きな貢献をされました。

弊社の監査役もながきに渡りお願いしてきたこともあります。

私が機械設計を始めた頃の設計課と社長兼務で直属の上司でもあり、公私ともに大変お世話に

なった親・恩師のような方でした。色んな相談に乗って頂きました。いつも凄く

パワフルで元気で、発想力に富んでいてこんな日が来ることが・・。私が会社を辞職

したいと申し出たときに親身に相談に乗って頂き、独立を後押ししてくださったのも

会長でした。弊社の相談役の退職と重なり、精神的支柱を失った寂しさで一杯です・・。

心からご冥福をお祈り申し上げます。

先日、Webで経営者セミナーを受講致しました。5年前に読書学習した、小宮一慶氏 著書

の「社長の心得」のセミナー版です。原点に戻った気付きがありました。

◎社長としてなすべきことの「経営は3つの要素」を学びました。その中で一番大切な

ことは「企業の方向づけ(なにをやるか、やめるか)」です。わかりやすく成功している

会社の事例を交えての内容は説得力があります。その中でポイントになるのは・・。

※強みを活かす。活かせるかどうか? ※他社との違いを明確にする差別化。

※自分でいちから考えなくとも成功事例の真似をアレンジして・・

    ⇒さらなる差別化⇒さらなる差別化を繰り返すこと。

※業界で共通したクレームと向き合い、解決することが差別化につながる。 

※現状に甘んずることなく、2歩先3歩先を考えて手を打っていくこと。

お客様は何を求めて?何を買うのか?それを通じて満足や感動を得ることが目的であり

お客様の視点で独自のサービスを提供することが必要です。また・・

クオリティーやプライスを総合的に判断して買うので(注:QPS)何に訴求するか?

が重要になります。それには、素直に謙虚に客観的にものをみる力が必要になります。

現在弊社のメンバー全員に1人10以上の「お客様から受けた具体的クレーム」の吸い

上げを行っています。これは同業他社との差別化に大きなヒントになる試金石です。

具体的に詳細に報告を願い致します。常に進化し続ける会社の取組にご協力下さい。

注)QPS:Qはクオリティ(品質)、Pはプライス(価格)、Sはサービス

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 「技術をデザインする」  マルチエンジニアリングのAZA