5月の大型連休に続き、例年、多くの人が帰省や旅行を楽しむお盆期間も、残念ながら
新型コロナウイルスの感染拡大が続く中で迎えてしまいました。弊社も多くの人が来週
は夏休みを取得する予定です。
今年の夏は帰省や旅行を楽しんでもいいのか?それとも控えたほうがいいのか?悩み
ますね。新型コロナウイルス対策にあたる政府の分科会で、帰省する場合は大人数の
会食を避けたり、手の消毒をしたりといった感染症対策を徹底するよう要請されました。
高齢者の重症化リスクがあるので、対策が難しい場合は「帰省はできれば控えて欲しい」
との見解です。また自治体からは帰省に慎重な判断を求める声も相次ぐ一方で、政府は
旅行需要を促す策の「Go To トラベル」事業を推進しており、県をまたぐ移動を巡って
は矛盾が生じています。
帰省を巡って、福井県知事は「東京からの帰省は自粛してほしい」と強調しています。
東京都以外の首都圏や関西圏など感染の拡大傾向がある地域からの帰省に慎重な判断を
うったえています。秋田県知事も首都圏や関西圏、福岡県、沖縄県などの「県外との
往来を最小限に控えていただきたい」と発言されました。山梨県知事も「帰省をやめる
ことも大きな方策です」などと述べています・・。
一方で、国は旅費を補助する「Go To トラベル」事業を7月から開始。東京発着を対象
外にしながら旅行需要を喚起しているのです。菅官房長官は記者会見で「県をまたぐ
移動を一律に控えてください、と言っているわけではない」と説明しています。西村
財政・再生相は帰省について「実家にお年寄りがいるケースもあるので慎重に考えない
といけない」と発言した一方で、家族旅行については4日の記者会見で「旅行する側と
ホテルなどの施設側の双方が感染防止策を徹底すれば、大きなリスクにはならない」
ので、県を超えた移動を一律に控えることを求めているわけではない考えを示してい
ます。その中で交通機関の予約状況は低調になっています。日本航空や全日本空輸が
7月31日に公表したお盆期間の予約状況は、前年比35%~38%台です。JR各社が7月
下旬に公表した新幹線の予約数も前年比で20%台にとどまっています。政府は旅行を
推進している中でも、長距離移動に慎重になっている国民との構図です。結局は私達
自身の判断に委ねられているのです。私は3密を避けて、ソーシャルディスタンスを
守り、感染症対策を怠らず、飲食店に訪れる際は、換気や対策を行っているお店を
選び、長居はしない。以上のことを守り楽しい夏休みを送るつもりです。皆さんも
明日からの夏休み、警戒心を持ちながらも楽しく、ゆっくりお過ごしください。
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