「コロナ禍・リーダーの目線Ⅱ・・」(809号)

コロナ禍での景気低迷で、会社運営や経営状況が悪化し危惧される中で、現在の自社

の課題などを経営者による「リーダーの視点」として2社のインタビューのご紹介を

時折行なっています。私達にも勇気や希望になりますね。今日は、現在も今後も日本

を支える超大型企業2社の社長のお話をご紹介します。

◆**********◇**********◆**********◇**********◆

トヨタ自動車 豊田 章男社長 【テスラより一歩先を】

米電気自動単(EV)大手テスラに「株式市場での評価(時価総額)は負けていますが、

手を打ち一歩先にいます」と話すのはトヨタ自動単の豊田社長(64)。テスラは

「EVの販売とソフトウエア更新で利益を上げています」と分析し、「学べる点が多々

あります」と評価する。一方で、トヨタには長年培ってきた「キッチン(製造現場)が

ありシェフ(技術者)もいます」と強調しています。料理に例えながら、技術やノウハウ

の蓄積があると胸を張っています。世界各地でエネルギー事情は異なるため、

「(EVだけでなく)多くの選択肢を持っているわれわれが選ばれる」と自信を示しました。

◆**********◇**********◆**********◇**********◆

NTT 澤田 純社長 【グループ再結集で挑む】

「(このままでは)GAFAとの戦いに臨めない」と語気を強めるのはNTTの澤田社長(65)

異業種を交えた競争が激化する通信業界。NTTドコモの完全子会社化によるグループ再結集で、

米グーグルやアマゾンなど巨大IT企業に挑む姿勢を鮮明にしました。海外では企業連合が通信

インフラ整備とソフトウエア開発を一体的に手掛け、世界市場へ攻勢かけており、遅れを取っ

たと危機感を示しています。高速大容量の通信規格「5G」に続く「6G」時代を見据え、

「完全子会社化は6Gの展闘に不可欠です」と語り、将来の実用化に向けグループの技術力

向上を目指します。

◆**********◇**********◆**********◇**********◆

弊社でも人材育成・OUTPUTの精度向上・サービスの付加価値追求・マッチング活動による

イノベーションの取組など、ピンチの今こそ会社の未来を切り開く好機と捉えて全力で取組

んで参ります。

———————————————————————AtoZtoA——

 「技術をデザインする」  マルチエンジニアリングのAZA