「コロナ禍の状況を救うのは”ワクチン”と”言葉”だと思う」。明治大学文学部教授
の斎藤孝氏が、あるテレビ番組で語っていました。
安全で有効なワクチンの摂取が来年3月頃から日本でも開始されると言われています
が、国民全体に行き渡るまでには、まだまだ時間がかかりそうです。それなら、今を
救うもう1つの「言葉」とは……斎藤氏は、人と人が距離を取り、直接会うことが
難しくなった分、「(相手を)励ます言葉が、すごく増えたような気がする」と言っ
ています。私達もそれを実感していると思います。その言葉とは「私たちみんなが持っ
ているもので、受け取ると元気になって、今日明日を乗り越えていける・・」。毎年
数量が減少していた年賀状が今年は売れています。この年末は、普段会えない友人に
「自分は元気、あなたも元気でいてほしい」との思いを、心を込めて言葉にしたいで
すね。年賀状にしたためるのもいいと思います。そして来年末には、今年の流行語で
あった「3密」という言葉を思い起こし、社員の皆と、お客様と、友人と、家族との
絆を強められた喜びに浸れるとうれしいですね。さて今週はクリスマスウィークでも
あります。12月25日はヨーロッパでは、教会で礼拝をし、七面鳥やケーキなとのごち
そうとともにホームパーティーが行われます。クリスマスは本来、恋人とではなく家族
と過ごす日なんですね。【福井新間社】の2010年の「家族」とうい新聞掲載コピーを
紹介し今日の話を終わりたいと思います。
――家族。
いっしょにごはんを食べる。
たくさんしゃべる日。
ほとんど話さなかった日
意見がちがう。
けんかする。
大げんかできる。
思いはけっこうおなじで。
今日はいっしょに笑っている。
いつもの朝ごはん。
本気で叱ったこと。
いっしょに泣いたこと。
時にじっと黙っていた。
いつも心配している。
必死で守っている。
いっしょに暮らしている。
だけど。
寂しいもんだ。
ずっとずっと抱きしめてはいられない。
親子はいつか離れていく。
そしてやがて
またあたらしい家族ができる。
ずっとつながっていくんだ。
そっと離れて見ている。
家族でよかった。
生まれて、よかった。――
1年の総仕上げの1週間。楽しく働きましょう。
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