「2021年の年頭のご挨拶・・」(824号)

新年明けましておめでとう御座います。新型コロナウイルス感染症拡大が急激に拡大

し、先行きに大きな不安を抱えながら新年を迎えました。今週にも再び緊急事態宣言が

出ることになりそうです。そんな中「2020年は改善2021年はさらに明るい」という

内容の記事をSEMI(米国の半導体製造業を中心に設立した国際半導体製造装置材料協会)

が発表しています。

①世界の製造業の成長

サービス業(旅行業を含む)は依然として苦戦していますが、製造業は再び成長をはじ

めています。2020年9月の世界製造業PMI(購買担当者指数)は52.3に上昇しました。

これは、前年同月(2019年9月)比では2%減ですが、前月比では9%増です。ほぼ全て

の主要国で9月のPMIは上昇しています。

②電子機器の季節的好転

世界の電子機器の月間出荷額を見ると、明らかな秋の好転を示しています。2020年の

前半は低調でしたが、この第3四半期は、季節調整をした実質データでも好転を示して

います。

③半導体サイクル

世界の半導体チップや製造装置のビジネスサイクルは、電子機器を上回る好調を示して

います。半導体の世界出荷額は上昇し、その先行指標である台湾のファウンドリーの

売上高は過去最高を記録しています。半導体製造装置の世界出荷額成長率は、3ヵ月移動

平均で半導体売上高成長率をリードしており、世界の購買担当者指数は、少なくとも当面

の半導体業界のさらなる成長を示しています。

コロウイルス感染症拡大問題は、余談を許さない非常に厳しい状況では有りますが私達を

取り巻く産業の外部環境は、非常に良い機会がめぐってきております。

さて年頭にあたり、個人面談では皆さんの今年一年の目標や抱負をお聞かせいいただき

ますが、本日は私の年頭の心構えや新年の抱負を述べたいと思います。

まず原点の再確認をします。「社長は誰のために、何のために、会社を経営しているのか?

社長は、社員の皆さんが喜ぶことをしているのか?常に自身に問い続けながら経営を進めて

いきます。そのために具体的に社長が行うことは3つあります。

1,会社の経営理念、経営ビジョンを明確にして、社長の考えを社内に浸透させること。

そのための1つの取組みとして今年から社長ブログを毎日更新し発信して行きます。

2,社員が一丸となれるような施策を打ち出し、社長以下、全社員が気持ちを一つにして

頑張って働ける環境を整備することを引き続き行っていきます。

3,会社の収益構造を社長自身が正しく認識し、事業を通じてお金を稼ぎ会社にお金が

残るようにしていきます。

そのために原理原則がいくつの有りますが今年は2つに重きをおいて会社運営を行って

いきます。

1)社長は「社員第一主義」、社員は「お客様第一主義」

社長と社員では大切にするものが違います。中小企業の社長がまず考えるべきは、社員の

幸福です。「来期は今期よりも高い給料を社員に払いたい。だから売上・利益を増やさな

ければならない」のです。今年も利益の追求を行います。一丸となって取組んで参りま

しょう。そして社員の皆さんの役割は、お客様が「有難う」と行ってお金を支払ってくださ

るように付加価値の高い商品・サービスを提供することです。

2)「利益=社員と家族を守るコスト」この考えを全社員で共有

そもそも企業はなぜ利益を追求すべきなのか?中小企業の場合は「社員とその家族を守る

ため」だといえます。「利益とは、社員とその家族を守るコスト」です。そのためにも

今年も、厳しく利益を追求して参ります。ご協力をお願い致します。共々に全てにベスト

を尽くして良い年にして参りましょう。

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 「技術をデザインする」  マルチエンジニアリングのAZA