「諦めるのか、挑むのか」(935号)・・装置設計・製作のAZA

内閣府が16日発表した4月の機械受注統計が発表されました。この機械受注統計は、主要な機械メーカー約280社が対象で、企業の設備投資意欲をみる代表的な指標となります。4月も好調で民間設備投資の先行指標となる「船舶・電力を除く民需」の受注額が前月比0.6%増の8029億円となり、2ヵ月連続プラスとなりました。基調判断は「持ち直しの動きに足踏みがみられる」と据え置いています。製造業が10.9%増の3796億円、非製造業が11.0%増の4119億円。船舶・電力や官公庁、外需を含む受注総額は18.2%増の2兆5080億円。内閣府の担当者は「世界的な半導体不足などを背景に、半導体製造装置の需要は引き続き旺盛だ」と脱明しています。(^o^)――“ロケット開発の町工場”として有名な植松電機、以前グループディスカッションの時間を利用してこの会社の取組を学んだことがあります。

この会社は元々、北海道の炭鉱で使うモーターの修理会社でした。炭鉱閉鎖後は、車の部品修理業を営みましたが、時代の変遷とともに仕事が減少し、リサイクル業を手伝うことにしました。それは大量のごみの山から鉄くずを分別する危険な作業でした。現場で働く人々は“仕事だからしょうがない”と厳しい労働に耐え続けていました。しかし同社の植松社長は、これをチャンスと捉え、分別に使う強力マグネットを開発しました。「やったことがないことをやってみれば、今までになかった知恵と経験を得られます」と植松社長は言われます。同社の事業は、後に宇宙に まで発展しました。“こんな状況だから仕方ない”と諦めるのか。“こんな状況だからこそ、できることがある”と挑むのか。厳しい現実の中でも新しい一歩を踏み出せば、希望の光が見えてくるのです。一念を決めれば、無限の智慧が湧いてきます。私達の設計業務でも考えて、四六時中考えて、苦しみながら、考え抜くことでどんどんと知恵が湧いてくることを体験したメンバーも多いのではないでしょうか。絶対に「いいものを創る」一念が挑む姿勢に変われば、可能性も開いてきます。どんなことにも負けない挑戦の心を大切にしましょう。

☆アザエンジニアリング・最近の実績☆☆AtoZtoA