「シンデレラの発見」(936号)・・真空技術のAZA

明日は夏至(げし)最も昼が長くなる日です。冬至(とうじ:最も昼が短い)に比べて明るい気持ちになりますね。最近のブログに「第2スーパーサイクル・半導体の黄金時代到来」「電子部品メーカー30社が増産加速」との景気の良い記事を掲載しています。先週末の記事には内閣府が16日発表した4月の機械受注統計で製造業が10.9%増しており特に、半導体製造装置の需要は引き続き旺盛であると掲載しました。現在弊社でも、引き合いも、見積依頼も、受注も増加しております。残念ながら一部お断りしている状況にもあります。コロナからの脱却に向かい受注も上り調子です。経営している状況によって、特に厳しい状況の時には、必死になり手を変え品をかえ・・と様々な作戦を打ち立てますが、思うようには進まないのが現実です。ところが環境が好転しだすと今までの施策がヒットし始めるものです。

書籍:「一倉定の社長学」にこのようなことが書かれています。――「シンデレラの発見」というお話です。現業が衰退していく中で、見事に会社を作り変えられた社長に話を伺ったことがあります。一倉先生の講座にも何度も出ていた社長で、現在はリサイクルショップを全国展開している名経営者です。高級な音響関連の店舗をいくつも経営しておられたが、ミニコンポの時代になり市場は急速に縮小して事業継続も危ぶまれる状況に陥りました。いろいろ策を講じるが打開策が見えない中、以前から年に1回開催していた下取り品のガレージセールが好評だったのをヒントに、リサイクル店という業態に賭けてみのたのです。お店は狙い通り繁盛しましたし、粗利率も以前と比べようもないほどに高くなりましたが、多くの優秀な技術系社員はリサイクルショップでは働きたくないと辞めていったそうです。今では全国にさまざまなチェーンがあり、当たり前の事業も草創期には産みの苦しみがあったのです。成功の決め手は?と問われて絞り込めないが、―つには足元に未来につながる芽がないか、小規模であってもお客様が支持してくれる芽がないかを丹念に探してみることです。――ドン・キホーテの深夜営業も、店内整理か棚卸かで夜遅くお店で作業をしていたら、たまたまお客様が買い物をしてくれて、深夜にも市場があることに気がついたと雑誌記事に社長のコメントが載っていた。まさかと思い、実験的に深夜営業してみると、昼間の売上を超えたとも書いてあった。同様に1つのキッカケ、お客様の何気ないつぶやき、クレーム等から未来をつかんだ事業家はたくさんいる。しっかり準備をして24時間、365日、必死で探し求めているからこそ、幸運の前髪をつかめたのでしょう。弊社ではこれからも、お客様のご要望や、クレームにしっかり向き合う中でそのヒントで新たなビジネスチャンスを掴んでいきます。

☆アザエンジニアリング・最近の実績☆☆AtoZtoA