「夏バテと腸内環境」(972号)・・半導体製造装置設計のAZA

長い間、前線が停滞して各地に大雨をもたらしました。涼しい日々から一転、本来この時季の暑い日が戻ってきました。寒かったり暑かったりと体調を崩されている方もいらっしゃるのではないでしょうか。ご自愛ください。時節柄、「体がだるい」「食欲がない」「よく眠れない」など、夏パテの症状を訴える人も多いようです。

よく、「夏パテの予防には豚肉、うなぎ、レバー」などと言われ、ビタミンB群を豊富に含んでいる食品を積極的に摂ることが推奨されます。代謝ビタミンと呼ばれるB群は疲労回復に効果的だからです。このエネルギーを産生するのに欠かせない栄養素・ビタミンB群は、食品から摂取する以外に体内でも合成されます。作るのはヒトではなく、私たちの腸内に暮らす微生物集団であります。大半が大腸内に生息する100兆個もの「腸内細菌」は、必須ビタミンの合成だけでなく、侵入してくる病原菌から人体を守り、ヒトが消化できない食物繊維を食べて、良好な免疫機能の維持に役立つ短鎖(たんき)脂肪酸を作り出してくれます。ヒトは同居の見返りとして細菌に仕事をアウトソーシング(外部委託)しているのかもしれません。ヒトと細菌は共に生き、お互いに利益を得てきたのです。最新の研究によると、腸内細菌が宿主(人間)の健康に深く関与することが明らかになっています。人体はひとつの生態系なんです。食物繊維や発酵食品の摂取など“相棒″たちにも気配りして、腸内環境を整え、酷暑を乗り切りたいですね。わたしは毎朝「ヤクルト1000」飲んでます!

☆アザエンジニアリング・最近の実績☆☆AtoZtoA