「コスト意識を持つ」(1009号)・・機械・装置設計製作のAZA

戦も会社も人が動くとお金がかかります。孫子の言葉にも「日に千金を費やし、然(しか)る後十万の師挙がる」というものがあります。意味するところは、コスト意識を持つことの重要性です。孫子の時代も、戦争は金のかかるものでありました。快速車両1000台、輸送車両1000台、兵士派遣費用、武具や馬具の費用、外交予算、兵や馬の糧食・・・。10万人の兵を動かすには、1日当たり途方もない大金が必要となります。そのため戦略家は、経済にも通じていなければならないのです。孫子が繰り返し「戦いを長引かせるべきではない」と主張するのも、そこに理由があります。高いコスト意識があれば、自ずと孫子の大金言「戦わずして勝つ」のが最上だと理解できるはずです。先日会議のグランドルールについてブログを掲載しました。(1007号)この会議や打ち合わせのコストは意外と高いのです。会議・打ち合わせのコストについて実際に計算してみると、かなり侮れない数字であることが分かります。出席者のローディングから算出してみると・・。4500/Hとすると1時間の会議コストは「4500円×人数」となります。4人で2時間会議をすれば、3,3600円。議論もせず、ただ座っているだけだとしたら、会議の度にお金を捨てているようなものになってしまいます。弊社で毎週行われるグループディスカッションを30人参加で算出すると13,3500円のコストとなります。重要な会議・打ち合わせは、キチンと費用対効果を生み出すことを考えていきましょう。またこれらの人件費に加えて会議室の単位面積コスト、光熱費、資料作成にかかるコストなども計算に入れるべきであるともいわれます。集まって会議・打ち合わせを行う際は、あらかじめメールや電話で事前に調整し議題に対しての意見を用意し主体的な姿勢でのぞめば凄く充実した内容になります。先日ご紹介した会議のグランドルールのように◎時間を意識する◎積極的に「聴く」「話す」「書く」「行動する」◎その時点で最高の結論を出す を意識することなど時間に対してのコスト意識を持って行動しましょう。

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