「暗記は忘れる・気づきは残る」(1012号)・・機械設計・製作のAZA

昨日は「文化の日」皆さん何の日かおわかりでしょうか?昭和22年までは明治節として明治天皇の誕生日による休日となっていましたが、現在では「自由と平和を愛し、文化をすすめる」ことを趣旨とした祝日となっています。国民的行事としては、皇居で文化勲章の親授式が行われます。さて今日は日めくりの「広告コピー」を掲載した書籍「毎日読みたい365日の広告コピー」から「文化の日」にまつわる広告コピーをご紹介させていただきます。日本教育大学院大学の2015年掲示ポスターの広告コピーです。『暗記は忘れる。気づきは残る。』―何かを学ぶとき、基礎となることを暗記するのは重要なことです。しかし、ただ覚えることだけを目的とするような暗記の仕方では用が済んだら忘れる。あるいは覚えていても活用できない、ということが頻繁に起きてしまいます。では、どうすれば意味のある形で覚えておくことができるのか・・。ひとつのカギは「気づき」ではないでしょうか。ただ覚えるのではなく、背景にあることにも関心を持ってみたり、覚えたことは積極的に使ってみたりすることで暗記を超えた「気づき」を得る。そうすると、そのことがフックとなって、頭の中の引き出しから自由に出し入れができるようになることが多いのではないでしょうか――。11月3日は手塚治虫の誕生日でもあります。約700もの作品を残したマンガの神様は、訪れた場所、気になった絵、映像などをずっと覚えていて、作品づくりに活かしたそうです。もしかすると「気づきの神様」でもあったのかもしれませんね。私達の設計業務にも同じことがいえます。

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