今日、11月9日は「119番の日」。防火・防災の意識を高めるために語呂合わせで(119番)11月9日に制定されました。火災通報電話番号が登場したのは大正15年になります。当時の電話機はダイヤル式でしたのでダイヤル時間が最も短い「112番」だったそうですが間違いが多かった為に昭和になってから119番に変更され今に至ります。本日から15日まで「秋季全国火災予防運動」期間になります。かつて江戸の町は、火災が頻発した災害都市でした。江戸時代の270年間で、約50回もの大火が起きています。 約7万人が犠牲となった「明暦の大火」(1657年)もその一つです。80日近くも雨が降らず、強い風が吹く中、木造家屋が密集する町々は灰燼に帰してしまいます。それから約60年後、現在の消防団のルーツである「町火消」が誕生。また家ごとに手桶に水をくんで軒につるすことや、火元の者は声を上げて、町内の人々は駆け付けて消火することが徹底されたといわれます。「火事は江戸の花」といわれますが、この言葉は消防の華やかな活躍ぶりを表現したものです。消防庁の発表によると、令和2年中に全国で発生した火災は約34000件。このうち、住宅火災はおよそ1万件を占める。住宅火災で人が亡くなったケースでは、「体が不自由」「熟睡していた」等の理由による“逃げ遅れ”が全体の半数を超え、最多の原因となっています。逃げ遅れを防ぐために「住宅用火災警報器」を適切な場所に設置するなど、最低限の策は施す必要があります。ある事例では、1階の台所から出火。2階で就寝中の居住者が階段に設置していた住宅用火災警報器の音に気付いて119番通報し、駆けつけた消防隊によって避難できたといいます。消防庁が推進する火災を起こさないための「住宅防火 いのちを守る 10のポイント」(下記に掲載)を確認してください。火災による被害をなくすために今も昔も変わらないことは、火災が起きる原因を知り、日頃から注意すること。そして万が一、出火したときにどのように行動すべきかを覚えておくことです。空気が乾燥し、暖房器具を使うこれからは、火事の危険性が高まる時季です。火の元には十分注意してください。
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