先週、半年間にわたり東京・大手町まで通った経営大学校「高度実践型・経営力強化コース研修」を無事卒業し「終了証書」をいただきました。受講に際しご協力頂き有難うございました。中小機構の研修案内を手にした時に、「この研修は絶対に受講しなくてはいけない」そのように感じて受講を即決しました。現在日本は、人口減少による国内市場の成熟・人材不足・グローバル化にともなう国際企業間競争の激化などに輪をかけてコロナが発生。中小企業を取り巻く環境は本当に厳しい状況にあります。このような中、経営者には高度な課題に対応できる経営力の向上が求められています。研修では、企業経営の現場で直面する経営課題や意思決定が求められる場面を再現したケース研究を通じて、経営分析手法やフレームワークを活用しながら、複雑に絡み合う要素を紐解く問題解決力と最適な意思決定ができる経営力を学びました。実在する会社が経営を左右する課題に直面し、衰退か成長か?岐路に立ったときの考え方や改善手法などを自分たちで考えて答えを出しました。題材のほとんどの企業は、経営危機に立った時に成長路線を進んでいきますが、中には縮小し路線変更を行う会社の例なども学びました。企業で問題や、課題の無い会社などは1社もありません。様々な経営課題を抱えながら、会社は運営されています。学んだ企業は全て、経営危機に直面しその課題に立ち向かいながら成長しています。置き換えてみると、経営危機、経営課題を抱えている会社はそのことをバネに、成長出来るチャンスなのです。ビジネスモデルの再構築、人材マネージメント、環境変化と組織の変化、デジタル化とイノベーションなどを学びました。研修の最後に金沢工業大学大学院教授の村上先生がまとめたことは、書籍「幸福学x経営学」から「幸せになるための4つの素養」です。1,やってみよう因子(自己実現と成長)夢や目標、やりがいを持ち、実現のため成長する 2,ありがとう因子(つながりと感謝)他者とのつながりを感じ.他者の喜びのために動く 3,なんとかなる因子(前向きと楽観)自己肯定感が高く、ものごとに楽観的に取り組む 4,あなたらしく因子(独立とマイペース)他者と比較せず、自分らしく、あるがままにいる「企業の業績が社員の幸せ」と考えている経営者がいるが、「社員の幸せが原因と成り、結果として企業の業績に結びつく」「社員の幸せを追求したほうが、会社の業績を伸ばすことが出来る。」と締めくくり研修が終了いたしました。色んなことを学びましたが結論はそこにあることを確認することが出来ました。学んだことをしっかりと経営にいかし、従業員の幸福を第一に考えながら行動してまいります。
エンジニアリング事業部・最近の実績☆☆AtoZtoA