「年末年始 交通事故・火災に注意を」(1040号)・・真空装置設計のAZA

先週末、我が家の近所で大きな火災が発生し、強風の晩だったので消防車のサイレン音が鳴り止みませんでした。この一年も、数々の痛ましい交通事故や火災がありました。先週の大阪での放火事件など憤りを感じずにはおられません。多くは予期せぬところで、突発的に起きています。過去の記録では、12月は年間で最も交通事故の死者数が多い時期でもあります。警察庁によると、昨年12月に交通事故で亡くなった方の数は全国で298人になります。なぜ12月に事故が多いのか?要因の一つは、年末にかけて「忙しさ」が増すことにあります。旅行や帰省、年末のあいさつといった人の動きに加え、お歳暮やセール、クリスマスやお正月に合わせた物流に伴い、交通量が増加します。渋滞や強引な割り込み、クラクションにも過剰反応を起こしがち。気ぜわしい空気が事故を誘発しています。さらに、日没時刻の前後1時間に当たる薄暮時間帯は、死亡事故が特に多く発生しています。冬は日が落ちるのも早いため、早めのヘッドライトの点灯で、周囲からも存在を認識してもらえるようにしたいですね。歩行者や自転車に乗る人も冬は暗めの服になりがちですが、明るい服装や反射材の装備など、自分を守る工夫が必要です。火災にも注意したいです。緊急事態宣言下にあった都内では、ガスコンロが原因の住宅火災が増加。寒さをしのぐ暖房器具はもちろん、たばこ・たき火が原因の火災も多いです。たとえ電話や呼び鈴が鳴っても“火を付けたまま、その場を離れない”など基本の習慣から見直し、火災を防ぐための整理整頓や、消火器や避難経路の確認など万が一に備えておきたいです。心理学者のリンダ・パーロフ氏とバーバラ・フェッツァー氏は、ある調査を通して指摘しています。人は日常生活の悪い出来事が自分たちに振りかかるリスクを平均以下に見積もり、自分や身内に限ってありえないと思っているといいます。過信を退け、世間のニュースからも自身を振り返りたいです。常に事故や、災害のリスクを考えた行動をお願い致します。

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