一昨日は「成人の日」でしたが繁華街で沢山の新成人を見かけました。昨年は我が家の新成人だった息子は式典も中止でしたが、今年は参加者が密にならないよう配慮して成人式が行われるところが多かったようです。今年の「成人の日」は、“20歳成年”として最後となりました。民法が改正され、4月1日から成年年齢が18歳に引き下げられるからです。改正は、18、19歳の若者の自己決定権を尊重し、積極的な社会参加を促すことになります。今回、成人を迎える若者は全員が“21世紀生まれ”であり、Z世代(1990年代中盤以降に生まれた若者たち)といわれる世代でもあります。「9・11」の米同時多発テロ前後に生まれ、世界的な経済危機や東日本大震災等を経験。10代後半はコロナ禍の中で過ごしました。学校ではSDGs(持続可能な開発目標)のことも学んできました。こうした時代背景もあって、Z世代は、社会的課題に取り組む企業に好印象を抱き、環境問題を自分に関わる課題と捉える傾向が強いと言われます。マーケティングアナリストは、触れる情報が“信頼できるか否か、本物か偽物か”について、Z世代が繊細な感性を持っていると指摘しています。 激動の時代を歩んだ経験、社会貢献への関心、真偽を見極めようとする姿勢――新しい生活様式が求められるコロナ禍の中で、新成人は活路を開く可能性を秘めていると言われています。さらに、自分に「軸」があると、価値基準が明確になり、多様な選択肢を前にしても、判断に迷いにくいとも言われます。Z世代が混沌としたこの時代を切り開く、勇士になることに大きく期待しております。弊社も可能性を無限に秘めたZ世代の人材確保に努めていきたいと思います。
エンジニアリング事業部・最近の実績☆☆AtoZtoA