「ライバルは自分自身だ」(1061号)・・機械設計・電気設計のAZA

今日も読むと必ず元気になれる書籍のご紹介です。『社長の鬼100則』著者の大阪晴彦氏は書籍はじめにこんなことを言われています。「中学時代から今までに6回の鼻の手術。そのせいで記憶力が非常に弱く、鼻呼吸がしづらいので眠りが浅く、毎日悪夢を見る日々ストレスとの戦いの半世紀だった。虚弱体質で顔も青白く痩せすぎで、成績も中くらいで運動とも無縁の生活。色んな面で弱者であった。はじめて出店したときは、4日で閉店をよぎなくされた。倒産を覚悟したこともあった。社員に裏切られたこともあった。従業員の期待を裏切ったこともあった・・。家業である従業員3人の街の家電屋を継ぎ、従業員800人年商340億円企業にまで成長させて引退。現在は経営塾を開業し900社にノウハウの伝授を行っています。今日はこの書籍から「ライバルは自分自身だ!」を紹介致します。 「男子家を出ずれば7人の敵あり」(7人の敵とは多数との意味で、上司、部下、同僚、妻、女、子、親)のたとえにあるように、人生はなかなか思うに任せないもです。ひどいときには、これでもかとばかりに人生の行く手にブレーキがかかってくる。一体、誰がこんなにもブレーキをかけてくるのか?ライバルなのか?・社員なのか?はたまた異常気象のせいなのか?そもそもお客様の質が悪いせいなのか・・。もっと冷静になろう。現在の自分の周りを囲む事象の全ては、今日まで、何年もかけて自分がまいてきた種の結果なのです。

・自分自身が考え、悩み、喜びの中で発してきた数々の言葉や行動という種。
・あらゆる場所で共に過ごした人々とのやりとりという種。
・ビジネスモデルの構築プロセスという種。

これらの中で、その人独自の価値観や世界観が徐々に形成されていきます。そして、種まきの過程で少しずつこり固まっていくものがあるのが「自我」です。その「自我」に潜む構成要素のいくつかが、相手の「考え方や価値観」と合わなかったりして、相手との間にズレを生じさせてしまいます。まさに、この「自我」こそが物事を思ったように前進させてくれない壁になってしまうのです。人が思ったように動いてくれないと嘆く人は多いが、人に八つ当たりしても仕方有りません。自分に合わせさせようと周囲のメンバーを説得し続けても、効果は少ないのです。各々のテーマの中で、人との誠実なやり取りを通して物事を進められるように、自分自身を変えるしかありません。気づかないうちに何年もかけて作りあげてしまった自分の「自我」に潜むものを変えるしかないのです。これは、長い時間をかけて岩のように作りあげてしまった自分との戦いです。本当のライバルは内なる自分自身なのです。

エンジニアリング事業部・最近の実績☆☆AtoZtoA