「記事や本は、読むより聴く」(1115号)・・精密機械設計・製作のAZA

読書テーマの木曜日。今日は記事や本は、読むより聴く――「音声読み上げサービス」の紹介致します。読書嫌いの人必読です。現在スマートスピーカーの登場により、天気やニュースを「音で聴く」習慣がこれまで以上に普及しています。さらに最近は、Amazonの「Audible」や「audiobook」など、書籍の読み上げサービスも充実してきました。一方、web上の記事や著作権の切れた書籍などにも音声読み上げサービスの利用が可能であり、スマホにも読み上げ機能が搭載されています。iphoneでは種類やiOSにもよりますが、「設定」から 「アクセシビリティ」そして「読み上げコンテンツ」を選択すると、選択した項目を読み上げたり、あるいは画面の読み上げをオンにすると、画面上部から日本指で下にスワイプすると、文字を読み上げてくれます。昨今はAmazonの「アレクサ」に、文章をより感情的に読み上げる機能が追加されたりと、いわゆる機械的な読み上げだけでなく、人間に近い読み方が可能になってきています。特にgoogle傘下のDeepMind社が2016年に開発した「WaveNet」という合成音声アルゴリズムによって、飛躍的に合成音声の質が向上しています。このWaveNetを利用してgoogleが開発した読み上げサービス「Text-to-Speech(TTS)」は、英語や日本語を含め、様々な言語の読み上げを可能にしていますが、特に英語に関してはかなり人間の声に近いものがあります。こちらはPC(google chromeの拡張機能)やAndroidスマホで利用が可能です。もちろん、その他にも様々なサービスが無料、有料を問わず展開されている他、福祉の領域でも読み上げサービスが活躍しています。例えばポニーキャニオンは、視覚障害者や学習障害者向けの読書支援サービス「YourEyes(ユアアイズ)」を2021年に開始しました。スマホアプリであるこのサービスは有料ですが、「喜」「怒」等の感情表現にも対応しているほか、視覚障害者が声でスマホを操作するボイスオーバー機能も搭載しています。もちろん、この他にも視覚障害者等に向けた様々なサービスが展開されています。在宅時間の多い今、料理や洗濯といった家事をしながら、またお風呂で本や記事、または詩の読み上げ等に利用することもおすすめです。映像で見る動画もいいですが読上げサービスで聞く読書は頭の中で想像することが楽しいと思います。是非お試しください。

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